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Google Driveの「消失バグ」、事態収拾に失敗。未解決のままスレッド強制閉鎖へ

 Googleは、大規模なGoogle Driveの消失バグへの「修正方法」と称するものを公開しました。ArsTechnicaが伝えました。

  Googleは本件を「Drive デスクトップアプリ バージョン84.0.0.0 ~ 84.0.4.0 の同期の問題」と呼称していますが、デスクトップアプリを介さないスプレッドシートやドキュメントの消失を報告するユーザーが複数人いるほか、デスクトップアプリを使ったことがないという報告者も居たため、Google公式発表には疑問が残ります。

 Googleは回復手順として、Google Driveデスクトップアプリバージョン85.0.13.0以降で、Shiftキーを押しながらシステムトレイのGoogle DriveアイコンをクリックすることでデバッグUI「バックアップから回復」オプションを呼び出す方法を挙げています。復元が完了すると、Google Drive Recovery という名前の、未同期のファイルを含む新しいフォルダーがデスクトップに表示されるとのこと。もう一つコマンドラインを用いる手順も提示されています。

 170件もの返信が寄せられたフォーラムの当該スレッドについて、Googleは閉鎖。さらに追加のスレッドが立てられても「重複」としてロックしているとのこと。

 ArsTechnicaはこれについて、Googleが利用者の支援よりも評判毀損阻止を優先しているとの印象を利用者は持つ、またGoogleが解決策としている投稿に返信することもできないため修正が有効に機能しているか否かの評価すら困難であると批判しています。

 なおGoogleがスレッドをロックする前の数件の返信のうち、ほとんどがGoogleの修正が機能しなかったことを示唆。実際にファイルが元に戻ったという報告は多くなかったとしています。

情報元ArsTechnica
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