弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

手のひらサイズのAIアシスタント「Rabbit r1」発表!モバイルネットワーク対応

 Rabbitは1月9日(現地時間)、米国で開催されたテクノロジー関連見本市「CES 2024」のなかでAIアシスタント「Rabbit r1」を発表しました。

AIのみで複雑な作業もこなせるハンディデバイス

 Rabbit r1は手のひらサイズのAIアシスタント専用機。大きさはスマートフォンの半分ほどで、小型のディスプレイと回転式のカメラ、AIを起動させるボタンを搭載したシンプルなデバイスです。

 AIは検索や翻訳、音楽再生、旅行の行程の提案からホテルの予約まで多種多様な作業に対応。しかし、もっとも興味深い点は、これだけ多くの機能をアプリやAPIに頼らず、AIのみで実現していることです。

 その秘密はRabbit r1が採用した「Large Action Model(大規模アクションモデル:LAM)」という仕組み。LAMを利用することで、Rabbit r1のAIは各サービスのインターフェースと使い方を理解し、画像編集のような複雑な作業であっても、クラウド上からアプリやAPIなしでこなすことが可能となります(事前に専用ページから各ウェブサービスへ手動でログインしておく必要はあります)。

 さらにユーザーとの会話を重ねることで、個々のユーザーの癖を学習し、言葉に含まれた意図を正確に把握できるようになるとのこと。一般的な音声アシスタントやAIでは、こちらの意図と異なる答えが返ってくることも珍しくありませんが、Rabbit r1ならそういったことも減らせそうです。

オリジナルAIを作れる「ティーチモード」や収益化機能も搭載予定

 Rabbit r1のAIはデフォルトで対応する作業をこなすだけでなく、ユーザーから新しい作業のやり方を教わることもできます。それが、今後搭載を予定している「ティーチモード」です。

 ティーチモードはRabbit r1のカメラでPCやスマホの画面を映しながら作業することで、AIにアプリなどの使い方を教えられる機能。人間の世界でも、弟子が師匠の技を目で見て盗む(学ぶ)文化がありますが、これをAIで再現したものがティーチモードというわけです。

 本来、AIに新しい機能を追加するにはプログラミングの知識が不可欠とされますが、ティーチモードは「見せて教える」機能なので、プログラミングがわからなくても問題なし。

 AIに学習させた内容は、専用のストアでほかのユーザーへ販売することも可能です。

その他

 Rabbit r1は本体にSIMカードスロットを搭載。屋外で使う際もスマホやモバイルルーターは必要ありません。OSも英語のほか、日本語やドイツ語、フランス語、中国語など10言語に対応しています。

 公式サイトでの価格は3万円から。1月23日(日本時間)現在、予約受付中で、米国およびカナダは3月、欧州や日本などは2024年後半の発売(出荷)予定です。

情報元Rabbit
詳しく読む
すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない