Android AuthorityやAndroid Policeなどの海外サイトは、Pixel 6 Proを巡ってGoogleに対して集団訴訟が起こされたと伝えました。
発熱を起こす欠陥があることを知りながらGoogleがPixel 6 Proを販売し続けたと主張しています。
原告は多数のPixel 6 Proの交換を行った結果、それぞれのPixel 6 Proに過熱欠陥があることが判明しており、これは偶然ではないと主張しています。
なおGoogleはサポートWebサイトにてPixelスマートフォンの温度上昇について記述しており、過熱を引き起こす可能性のある原因として、ビデオ通話、ビデオ録画、ナビゲーション アプリなどの使用例が列挙されていることも主張の根拠となっているようです。
原告はGoogleに対し、この問題について消費者に知らせる広告の作成や、スマートフォンを回収して購入者に返金することを求めています。
この訴訟はカリフォルニア州で起こされており、原告はカリフォルニア州の消費者を代表したい考え。訴訟が進めば、カリフォルニア州の消費者保護に関する法律や虚偽広告・不正競争を防止する法律にGoogleが違反しているかどうかなどが判断されることになりますが、現在は集団訴訟の開始段階に過ぎず、申請を通過できるかはまだ不明。
類似の訴訟として、GoogleのNexus 6Pがブートループ・早期シャットダウン問題により集団訴訟を受けて和解金400ドルを支払っていたほか、国内ではNTTドコモの販売する富士通製スマートフォンARROWS X F-10Dが敗訴して端末代金を返金しています。