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JIALAI Carat レビュー。1万円の高コスパイヤホン

 NICEHCKより有線イヤホンJIALAI Caratを提供していただいたのでレビューします。鏡面仕上げの表面が特徴的です。

 2pinで、付属は3.5mmアンバランスケーブル。

 10mm DLCチタンコード振動板ダイナミックドライバーを採用。1DD構成です。筐体はアルミ合金。響きが絶妙に良いですね。特に金管楽器、ジンバルクラッシュの残響感が素晴らしい。パナソニックのTechnics EAH-AZ80にCOREIR BRASSを付けた時にも思いましたが、こういうのは筆者は好ましいと感じるようです。

 乾いた寒色系の傾向、ソリッドな音です。高音域は強く、やや尖っていて煌びやか。キレは良いけど刺さるまでは行かない程度の塩梅。

 自分の中では金属ならではの音の良さなんかを相殺するに十分なほど、音数が多い楽曲や場面での音の分離感の無さや解像度の著しい悪さを(特に低音域中心に)感じていました。

 しかし、4.4mmバランスケーブルへとリケーブルを行ったところ音場空間の表現力が向上、芯の通った音へと音像がくっきりし、弱点が緩和されました。本製品の真価を発揮するにはリケーブル必須だと感じます。

 お値段2万円ぐらいですかね?と販売ページを見たら、なんと1万円!あまりにもコスパ高すぎて笑ってしまいました。しかも価格70ドルらしいので、本当に凄いと思います。筆者は1万円以下のイヤホンでなかなか刺さる製品に巡り合うことが少ないので、驚きました。

 鏡面仕上げが安っぽいのは「コストダウンの妙」「好みの問題」でしょうし、リケーブルを楽しむことを見据えるならアリ。中音域はボーカルが後ろに行かずそれなりに艷もあり、破格の値段で透明感ある高音を楽しめる一本です。

 ちなみにJIALAIはケーブルメーカーで、これが初の有線イヤホン。ちゃんと高音質でリケーブルを楽しめる良い第一弾だと思います。今後に期待できそうです。

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