ついに来るか!
Appleは、今年の春にiPad Pro M4およびiPad Air M2を発表しました。iPad Proは有機EL搭載や超広角カメラの廃止など、数世代ぶりの大きな刷新を行い、iPad Airは新しく13インチモデルが登場しましたが、どうやらそう遠くないうちに、その他のラインナップであるiPad(無印)やiPad miniが登場するかもしれないようです。
XユーザーのAaron氏は、未発表およびキャンセルされたiPadの型番を投稿しています。同氏のリーカーとしての実績はさほどありませんが、Vision Proのバッテリーパックの容量を当てた経歴を持ちます。
同氏の投稿によれば、未発表iPadの型番は計14機種存在する一方で、すでに6機種はキャンセルされたようです。
キャンセルされたと主張する型番は以下の通り。「M3搭載iPad Pro」と「A14搭載iPad」が確認できます。
- iPad13,20 – A14 Wi-Fi base model
- iPad13,21 – A14 Cellular base model
- iPad15,3 – M3 11-inch Pro Wi-Fi
- iPad15,4 – M3 11-inch Pro Cellular
- iPad15,5 – M3 13-inch Pro Wi-Fi
- iPad15,6 – M3 13-inch Pro Cellular
一方、現時点でキャンセルされておらず、今後登場する見込みの型番はこのようになっています。
- iPad15,7 – A16 11th Gen iPad Wi-Fi
- iPad15,8 – A16 11th Gen iPad Cellular
- iPad16,1 – A17 iPad mini 7th Gen Wi-Fi
- iPad16,2 – A17 iPad mini 7th Gen Cellular
- iPad17,1 – M5 11-inch Pro Wi-Fi
- iPad17,2 – M5 11-inch Pro Cellular
- iPad17,3 – M5 13-inch Pro Wi-Fi
- iPad17,4 – M5 13-inch Pro Cellular
キャンセルされたリストと見比べるに、無印iPadは現行モデルのA14から置き換えずに新型を出そうとしていたものの、最終的にA16を搭載する方向に固まったのでしょうか。iPad miniは以前のリーク通りA17を、そしてiPad Proは当たり前のようにM5を搭載します。
ここで興味深いのはキャンセルされたiPad Pro(M3)に相当するモデル。現行のiPad Pro(M4)を発表する以前に、M3を搭載したiPad Proを検討していた可能性があるということになります。M3チップはTSMCのN3Bプロセスを使って生産されていましたが、TSMC N3Bは歩留まり率が非常に悪くコストが高いと言われていたため、この決定はある意味納得です。
iPad無印は登場から1年半ほど、iPad miniはまもなく3年が経過しようとしており、モデルサイクルは間違いなく末期に突入しています。この絶妙な小型サイズのタブレットを求める熱狂的な声は強く、楽しみですね。
エントリーモデルである無印iPadの大幅な性能引き上げなどに期待したいところです。