欧州連合(EU)の採択した法案の影響で、AppleはiPhone 15からLightningポートではなくUSB-Cポートを搭載しましたが、2023年には別の法案が通過しており、今度はiPhoneのバッテリーが交換が容易になり、個人でもバッテリーを交換できるようになるかもしれません。
海外メディア「The Information」はAppleはバッテリー交換を簡単にするための新技術を開発していると報告しました。
現在iPhoneのバッテリーはアルミ箔で包まれており、粘着性の高いテープで本体に固定されています。この粘着テープをピンセットなどで慎重に引っ張ることでバッテリーを外すことができます。
Appleは電気誘導接剤剥離(electrically induced adhesive debonding)と呼ばれる技術を用いて、小さな電気刺激を受けるとバッテリーがポップアウトする形で取り外せるようになる開発を進めているとのこと。
新技術を実装後も、従来同様バッテリー交換にはネジやいくつかのリボンケーブルを外す必要があると予想できますが、要するに粘着テープを引き抜く手間がなくなりバッテリーの交換が容易になります。
EUの規制は期限内に消費者が自身でスマホのバッテリーを交換できるようにすることを求めているため、早ければiPhone 16の一部のモデルで本技術が試験的に導入され、iPhone 17シリーズからはすべてのモデルで採用される見込みのようです。
スマホの処理速度は近年大きく向上しており、数年前のスマホでも日常使いでは問題なく使い続けることができます。個人的には一つのスマホを長く愛用するタイプなので、今回の流れは歓迎しています。バッテリーが交換式になれば一般人のスマホを買い換える頻度は低下するかもしれません。