Qualcommは、5G対応SoC「Snapdragon 4s Gen 2」を発表しました。エントリークラススマホ向けのSoCで、年末までに同チップを搭載した端末が登場見込みです。
Snapdragon 4s Gen 2は、5Gや最新鋭の技術の恩恵を、より広いユーザーに届けるチップ。Snapdragon 4 Gen 2と同じく、エントリークラス向けのチップながら4nmプロセスを採用し、消費電力効率に優れます。
ここまで来ると、上位シリーズ(の廉価モデル)のくせに最下位シリーズのさらに廉価チップよりも古い6nm世代のプロセスを採用した「Snapdragon 6s Gen 3」の存在理由がますます分からなくなってしまいますね……。マジ情弱騙し専用。
CPU構成は2GHz×2と1.8GHz×6のオクタコア構成。ここは価格相応といったところで、メモリも古い世代のLPDDR4Xの2133MHzのみの対応。ディスプレイのリフレッシュレートはFHD+で最大90Hzに対応しています。
Wi-Fiの対応規格は2世代前のWi-Fi 5(ac)止まり。5Gのピーク時の下り速度は最大1Gbpsとなっているようです。
Snapdragon 4s Gen 2はXiaomiより初のデバイスが登場する見込みだといい、発表時にはXiaomi Indiaの社長が反応。「多くの人はまだ5Gのメリットを受けていませんが、Snapdragon 4s Gen 2によって、Xiaomiはより幅広いユーザーに5G接続を提供し、世界とのつながり方を変えることができる」と述べています。