HMD Globalは、海外の女児向けお人形でおなじみバービーとのコラボレーションにより、フリップ型のフィーチャーフォン「HMD Barbie Phone」を発表しました。価格は129ドル、日本円にして1万8600円ほど。
Barbie Phoneは日本でも見られるスマホ風のおもちゃ、というわけではなく、れっきとしたフィーチャーフォン、いわばガラケーです。
通話や写真撮影も行えますが、その性能はスマホとは比較にもなりません。しかし子供にはシンプルにキッズケータイの代わりとして、バービーを懐かしむ大人にはデジタルデトックスのためという理由をつけたうえ、すべての年代にアピールしており、少し賢いなと思ってしまいました。
Barbie Phoneはカラーリングやスタイルが「まるでバービーの世界からそのまま出てきたように感じる」と紹介されていますが、日本人、しかも筆者にはバービーはすこし縁遠いもの。まるでピンと来ません。
本体色は目が痛くなりそうなほど鮮やかなピンク。本体天板は鏡がついており、その下に時計などを表示する外部ディスプレイを備えています。これであれば自撮り時におおよその映りが確認できそうですが、一方で日射下で画面を開こうとしたときに太陽光が直撃して大変なことになりそうです。
フィーチャーフォンの性能を説明したところであまり需要はなさそうですが、Unisoc T107を搭載し、メモリは64MBにストレージが128MB、microSDHCに対応し32GBまで拡張可能。ちなみに14年前に登場した世界初のAndroid搭載スマホ「HTC Dream」のメモリとストレージは192MB/256MBです。
メインディスプレイは2.8インチQVGA、サブディスプレイは1.77インチQQVGAの液晶ディスプレイを搭載しています。
背面カメラの解像度は30万画素。公開されていないものの、640×480あたりでしょうか。少し前、古いiPhoneで撮った写真が若い世代に流行していたそうですが、これを使って撮るのはさすがにやりすぎですかね?
バッテリー容量は1450mAh。フィーチャーフォンらしく取り外し可能です。4GデュアルSIM使用時で最大9時間の通話時間を誇ります。しっかりUSB Type-C端子を備えています。
このほか、バービーらしい(?)ビーズのストラップやステッカー、ちょっと膨らんでいるシールなどが付属し、結構豪華なボックスに入って届くようです。