アフリカで圧倒的な支持を誇る中国伝音のサブブランドであるInfinixは、ミッドレンジスマートフォンのInfinix Zero 40 4Gおよび5Gを発表しました。
搭載するSoCはそれぞれで異なり、Zero 40 5GはDimensity 8200、4GはHelio G100を採用。
Helio G100はあまり聞きなじみのないSoCですが、どうやら中華タブレットでおなじみHelio G99とほぼ同じで、唯一2億万画素のセンサーを対応するようになった点のみ異なるようです。要するに、2億画素センサーを搭載するエントリー~ミッドレンジスマホが出てこない限り、G100=G99と考えても差し支えないということでしょう。
メモリは、Zero 40 5Gが12GB、Zero 40 4Gが8GBです。ストレージはどちらも256GBと512GBから選択できます。
ディスプレイは完全に共通。有機ELで6.74インチ、画面左右が湾曲しているエッジディスプレイで、解像度はFHD+(2436×1080)。
しかし、ディスプレイの仕様は完全に同一かと思いきやそうでもないらしく、Zero 40 4Gはリフレッシュレート120Hzに対応しているのに対して、Zero 40 5Gは144Hzまで対応しているようです。Helio G99(G100)は120Hzリフレッシュレートにまでしか対応していないため、その影響を受けていると考えられます。
背面カメラは、1億800万画素のメインカメラ(Samsung ISOCELL HM6センサー、1/1.67インチ)、5000万画素の超広角レンズ、200万画素の深度センサーの3眼構成となっています。Zero 40 5Gは最大4K/60fps、Zero 40は最大2K/30fpsの動画撮影に対応しています。これもSoCの違いでしょうか。インカメラはいずれも5000万画素。
バッテリー容量は5000mAhで、45Wの急速充電に対応しています。Zero 40 5Gのみ、最大20Wの無線充電と10Wの無線逆充電にも対応。
OSは、Android 14ベースのXOS 14.5です。セキュリティパッチは3年間、Androidのバージョンアップは2回提供されるとのこと。
「GoProモード」という、地味に特徴的な機能を搭載。互換性のあるGoProカメラにペアリングすると、スマートフォンでGoProの映像を表示したり、カメラアプリから直接制御できるようになる機能であるようです。
本体カラーは、Zero 40 4GがMisty Aqua、Blossom Glow、Rock Blackの3色、Zero 40 5GがViolet Garden、Moving Titanium、Rock Blackの3色です。それぞれの意匠は完全に異なっています。個人的にはZero 40 4Gのほうが好みですね。
中国伝音は公式サイト上でスマートフォンの価格を公表していませんが、GSMArenaによればマレーシアでの発売日は9月8日で、価格はZero 40 4Gが8GB/256GBモデルで1200リンギット(約3万9000円)から、Zero 40 5Gが1699リンギット(約5万5000円)からとなっています。
スペック | Infinix Zero 40 5G | Infinix Zero 40 4G |
---|---|---|
OS | XOS 14.5 (Android 14ベース) | |
SoC | MediaTek Dimensity 8200 Ultimate | MediaTek Helio G100 |
メモリ | 12GB | 8GB |
容量 | 256GB/512GB | |
画面 | 有機EL 6.78型 1080×2436 最大144Hzリフレッシュレート |
有機EL 6.78型 1080×2436 最大120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 1億800万画素メイン+5000万画素超広角+200万画素深度 | |
インカメラ | 5000万画素 | |
電池 | 5000mAh 45W 20Wワイヤレス充電 |
5000mAh 45W 情報なし |
寸法 | 164.31×74.47×7.9mm 195g | 164.31×74.6×7.7mm 180g |
5G | n38/n40/n41/n77/n78, n1/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n66 | 非対応 |
LTE | 1,2,3,4,5,7,8,12,17,20,28,66, 38,40,41,42 | B1,2,3,4,5,7,8,20,28A,28B,38,40, 41 |
3G | 1,2,4,5,8 | |
その他 | イヤホンジャック搭載, 指紋認証, IP54, | イヤホンジャック搭載,指紋認証,IP54 |