Lenovo傘下のMotorolaは海外でビジネス向けのスマートフォン「ThinkPhone 25 by Motorola」を発表しました。先代のThinkPhone by Motorolaは2023年に初めてLenovoのノートパソコンブランド「ThinkPad」のデザインや堅牢性、セキュリティを踏襲したスマートフォンとして発売。シリーズとして継続することになり、2025年モデルが登場しました。
Motorola Edge 50 Neoをベースに開発されており、多くのスペックが共通しています。
カラーはThinkPadを象徴するブラックのみ。背面はカーボンファイバー素材で手触りのよい質感になっていそうです。ThinkPadのトラックポイントに寄せた電源ボタンの赤塗装はなくなりました。
SoCにはMediaTek製 Dimensity 7300を搭載。2023年モデルはSnapdragon 8+ Gen 1であったため性能は下がっていますが、その分価格を抑えています。
筐体は小型化しており、6.36型でSuper HD(2670×1264)解像度の有機ELディスプレイを搭載。1-120HzのLTPO可変リフレッシュレート駆動に対応し、省電力性を高めています。
カメラは広角カメラに5000万画素 1/1.56型のSONY製LYT-700Cを搭載。光学手振れ補正つきの光学3倍望遠カメラとマクロ撮影対応の超広角カメラも有しています。
ハードウェアでのEdge 50 Neoとの違いとして、NeoはGorilla Glass 3なのに対し、最大1.2mの高さからの衝撃でも割れないGorilla Glass 7iを採用。
IP68防水防塵とMIL-STD 810Hの過酷な環境条件のテストをクリアしており、Thinkらしい堅牢性になっています。
ソフトウェアにはビジネススマホとして強固なセキュリティ機能を複数搭載。AIベースでマルウェア、フィッシングなどの脅威からデータを保護するThinkShield機能、セキュリティとプライバシーを管理する2要素認証のMoto Secure、eSIM機能を有しています。
さらに、5年間のAndoroid OSとセキュリティのアップデートを保証しており、長期の使用にも安心です。
タブレットやWindows PCとの連携機能も搭載。それぞれ自動同期によるファイル共有、1つのキーボードとマウスでのデバイス間操作機能、通知の一括管理機能などに対応しています。
ThinkPhone 25 by Motorolaは11月にヨーロッパの一部地域で販売開始予定とのこと。価格は499€(約8.1万円)から。
2023年に登場したThinkPhone 5Gは日本で発売されませんでしたが、今回は発売してほしいところです。
スペック
OS | Android 14 |
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SoC | MediaTek Dimensity 7300 |
メモリ | 8GB LPDDR4X |
容量 | 256GB UFS 2.2 |
画面 | 6.36型 Super HD(2670×1264) 460ppi pOLED LTPO 1-120Hz可変リフレッシュレート ピーク輝度:3000nit |
カメラ | 広角(24mm):5000万画素 1/1.56型 1.0μm LYT-700C f/1.8 OIS 超広角(13mm):1300万画素 1/3型 1.12μm f/2.2 マクロ対応 光学3倍望遠(73mm):1000万画素 1/3.94型 1.0μm f/2.0 OIS |
インカメラ | 3200万画素 1/3.2型 0.7μm f/2.4 |
電池 | 4310mAh 68W急速充電 15Wワイヤレス充電 |
寸法 | 154.1×71.2×8.1mm,171g |
カラー | カーボンブラック |
その他 | 画面内指紋認証 ステレオスピーカー IP68 防水防塵 MIL-STD 810H USB 2.0 |