Appleが、ディスプレイの下にカメラやセンサーを配置するための方法に関する特許を取得していたようです。Patently Appleが伝えています。
iPhoneで長らく採用されているFace IDは、単純なカメラだけではなくセンサーによっても顔を照合する複雑な構成を必要とするために、一般的なAndroidスマートフォンのパンチホールカメラと比べて大きなスペースを要求します。しかし、今回の特許により、ディスプレイの下部にこれらのカメラやセンサー類を配置することが可能になるようです。
特許文書に記載された図面によると、この技術は3Dマッピングや顔認識などに使用される光学放射源をディスプレイの活性領域の背後に配置することを可能にするとのこと。これにより、従来ノッチ部分やDynamic Island内に配置せざるを得なかったセンサー類をディスプレイ内に組み込むことができ、画面の有効表示領域を拡大できるとしています。
海外サイトのMacRumorsはこの特許に関連し、iPhone 17 Pro Maxが過去最小のノッチまたはDynamic Islandを搭載する可能性があると伝えています。
なお、Appleはこれまでもディスプレイ下にカメラを配置する技術に関する複数の特許を取得しており、2023年だけでも4件の関連特許が確認されています。当然ながら製品化の保証はありませんが、iPhoneの象徴ともいえるノッチやDynamic Islandを捨て新しい姿に変わるのか期待したいところです。