発表を来月に控えたSamsungの次期フラッグシップスマホであるGalaxy S25 Ultraについて、再度詳細なスペックがリークされました。「S24 Ultraから大した変化がない」という、これまで噂されていた内容を追認しています。Phone Arenaが伝えています。
今回の情報を伝えたのはリーカーのYogesh Brar氏。それによれば、ディスプレイは6.8インチQHD LTPO AMOLEDで、120Hzのリフレッシュレートに対応し、メモリは最大16GB、ストレージは1TBまで選択できるとのこと。カメラ構成は2億画素広角+5000万画素超広角+5000万画素望遠+1000万画素望遠という4眼構成となり、プロセッサには最新のSnapdragon 8 Eliteチップセットが搭載されるようです。
Samsungのフラッグシップスマホにふさわしく、全体的に高水準な性能にまとまってはいるのですが、現行S24 Ultraと比較するとディスプレイやバッテリー、充電速度や最大で選択できるストレージなどは一切変わらず、カメラについても超広角が5000万画素に変更された点以外、めぼしい変化は伝えられていません。
一方、S24 Ultraではすべてのモデルで12GBまでとなっていたメモリが16GBに増量した点は特筆すべきです。これはデバイス上で動作するLLM(大規模言語モデル)を快適に動作させるためのものであるとみられ、同様にオンデバイスで動作するApple Intelligenceを搭載するiPhone 16シリーズに対抗するものであると考えられます。
デザイン面に関しては、これまでのS Ultraとは異なり、角が丸みを帯びるようになっています。すでに予想レンダリング画像がリークされていますが、S24 Ultra以前のシンボルマークともいえるカクカク感がなくなってしまい、Galaxy Z Fold6のような印象を受ける見た目に変わっています。ここは人によって賛否が分かれそうです。
Galaxy Sシリーズはハイエンドスマホ市場で猛追する各社中華メーカーの製品と比較して高いコスパが問題点。他社スマホが着実に進歩を続けていく中で、Samsungも納得感を与えられる進化を顧客に提供してほしいところ。AI以外で。