中国HONORは、PORSCHE DESIGNとのコラボモデルのスマートフォン「PORSCHE DESIGN | HONOR Magic7 RSR」を発表しました。
背面カメラが正六角形の形状で、レースカーの流線形をイメージしたラインを境に左右の加工が異なっています。色はパープルとグレーの2色。
スペックはHONOR Magic7 Proと似通ったものとなっています。
画面は6.80インチで1-120Hz LTPO可変リフレッシュレートの有機ELディスプレイで、画面の四辺が湾曲したクアッドカーブ仕様。HDRピーク輝度は5000nit、全画面ピーク輝度は1600nitです。
SOCには、Qualcomm製の独自CPU設計のSnapdragon 8 Eliteを搭載しています。
電池は5850mAhで長寿命を可能にするシリコンカーボンバッテリー。100Wの有線急速充電、80Wワイヤレス充電が可能となっています。
その他、3D顔認証と3D超音波指紋認証の生体認証システム、低音を強化した臨場感のあるサラウンドステレオスピーカーなどを搭載。IP68およびIP69の防水防塵規格にも対応しています。
Magic7 Proとの最大の違いはカメラスペック。
広角カメラには1/1.3型ながら、15EVの超高ダイナミックレンジを実現する5000万画素イメージセンサーを搭載しています。F1.4/F2.0の2段階可変絞りにも対応。また、1200点の測距ゾーンで60fpsのフレームレートのLiDARセンサーアレイにより、高速で高精度なレーザーAFを可能にしました。
さらに、2億画素の光学3倍ペリスコープ望遠カメラを搭載。Magic7 Proよりもさらに大きな大口径設計で、なんと望遠カメラながら広角カメラ級のf/1.88の明るいレンズを実現しています。
集光量は98%向上し、超低反射コーティングを施した1G+5Pのフローティンググループレンズにより鮮明さが大幅に向上したとのこと。
加えて、RAW段階でのAI画像処理により、望遠解像度が50%向上しているといいます。流行りの生成AIズームに対応し、30倍以上の超高倍率撮影でも鮮明な画像として出力可能です。
デュアル電磁モーターによるAF制御とLiDAR、AI画像処理の組み合わせにより、動く被写体の瞬間を捉える動体撮影にも適しているようです。
また、テレマクロ撮影にも対応。近接・高倍率・夜景・動体・ステージ撮影など幅広い撮影用途で活躍できそうです。
「PORSCHE DESIGN | HONOR Magic7 RSR」は中国市場で既に発売中。価格は7999元(約17万円)から。
グローバルでも24GB/1TBモデルが発表されており、マレーシアなどで予約受付中。マレーシア価格でRM 6999(約24万円)からとなっています。
OS | MagicOS 9.0(Android 15) |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Elite |
メモリ | 16GB/24GB |
容量 | 512GB/1TB |
画面 | 6.80型 FHD+(2800×1280) 有機EL LTPO 1-120Hz可変リフレッシュレート 局所ピーク輝度:5000nit 4320Hz PWM調光 クアッドカーブディスプレイ |
カメラ | 広角:5000万画素 OVH9800 1/1.3型 1.2μm LOFIC F1.4/F2.0 2段階物理可変絞り OIS
超広角:122° 5000万画素 f/2.0 AF 望遠:光学3倍 2億画素 1/1.4型 0.56μm 1200点 60fps LiDAR センサーアレイ |
インカメラ | 5000万画素 f/2.0 AF +3D深度カメラ |
電池 | 5850mAh 100W有線急速充電 80Wワイヤレス急速充電 ワイヤレス逆充電 |
寸法 | 162.7×77.1×8.8mm, 228g |
カラー | パープル/グレー |
その他 | 超音波式画面内指紋認証 衛星通信(送受信) 3D顔認証 ステレオスピーカー USB 3.2 Gen 1 IP68・IP69 HONOR C2通信チップ HONOR E1 電源管理チップ |