背面サブ画面搭載の意欲作!
Xiaomiは、中国市場向けに最新フラッグシップスマートフォン「Xiaomi 17 Pro」を発表しました。
発売は中国から始まり、9月27日に販売を開始します。価格は最安モデルの12GB/256GBで4999元(約10万5000円)、12GB/512GBが5299元(約11万1000円)、さらに上位の16GBメモリ/512GB構成は5599元(約11万7500円)、最上位の16GB/1TB構成モデルが5999元(約12万6000円)。
本製品の最大の特徴は「Xiaomi 17 Pro」と「Xiaomi 17 Pro Max」に専用で搭載されている背面サブディスプレイ「Magic Back Screen」です。背面画面は、時計・通知・音楽操作といった基本的な機能に加え、高性能なメインカメラを利用して自撮りをする際のビューファインダーといった用途にも使えます。これにより、従来の前面カメラよりも高画質なセルフィー撮影が可能になり、折りたたみスマホでいうところの「アウト側プレビュー」を、バー型で実現するアプローチです。
この背面サブディスプレイは賛否が分かれそうな要素ですが、実用の幅が広がるのは確かで、通知の即時確認、音楽の操作、セルフィーの画角合わせなどといった、小さな操作の手間を減らせそうです。Xiaomiは表示素材やM10パネルなどの高輝度化もアピールしており、屋外視認性の改善を謳います。
メインディスプレイは、ベゼル幅が約1.18mmです。先日発売された「iPhone 17 Air」のベゼル幅が約1mmと言われているので、それよりはわずかに劣ってしまいますが、「iphone 17 Pro」シリーズの約1.5mmよりは幅が小さく収まっており、十分に狭小と呼べる設計になっているといえます。ピーク輝度は3500nitsと謳います。
プロセッサーには、Qualcommの最新フラッグシップSoC「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を全モデルに搭載。8 Eliteシリーズは以前から発熱量の多さが課題でしたが、今作は前世代比で電力効率が向上しているとされており、実使用のバッテリー持ちにどの程度効果があるのか期待が高まりますね。
バッテリーは6300mAh搭載で、これは6.3型のスマホの中では極めて珍しい大容量といえます。また、100Wの有線急速充電と50Wのワイヤレス充電に対応しており、充電速度も優秀です。
カメラは、ライカが監修した5000万画素のトリプルカメラを背面に備えています。標準、超広角に加え、望遠カメラも搭載し、「Xiaomi 17 Pro」と「Xiaomi 17 Pro Max」では共通で光学5倍のペリスコープ望遠レンズを採用しており、遠くの被写体も高画質に撮影できることをアピールしています。
その他、IP68の防塵・防水性能やDolby Atmos対応のステレオスピーカーなど、ハイエンドの基本要件も押さえています。OSはHyperOS 3.0搭載。
背面のカメラ突起のデザインや狭額縁ディスプレイなどを見ると、Xiaomi 17 Proはやはり同じ6.3型の「iPhone 17 Pro」を強烈に意識している印象を受けます。
Xiaomi 17 Pro | |
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ディスプレイ | 6.3型 LTPO AMOLED(1220 × 2656)、1~120Hz可変、ピーク輝度3500ニト(公称)、狭額縁(約1.18mm) |
背面サブディスプレイ | 2.7型 OLED(904 × 572)「Magic Back Screen」 |
OS | HyperOS 3.0(Androidベース) |
SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
メモリ/ストレージ | 12GB/16GB(LPDDR5X)/ 256GB/512GB/1TB(UFS 4.1) |
背面カメラ | 50MP(広角 OIS)+ 50MP(超広角)+ 50MP(ペリスコープ望遠 f/3.0・光学5倍) |
前面カメラ | 50MP(f/2.2) |
バッテリー/充電 | 6300mAh、100W有線/50W無線充電、22.5Wリバース |
通信 | 5G、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、NFC、赤外線ブラスター |
防塵防水 | IP68 |
生体認証 | 画面内超音波式指紋認証、顔認証 |
サイズ・重量 | 151.1 × 71.8 × 8.0mm、約192g |
筐体 | アルミフレーム+マットガラス |
価格 | 12GB/256GB:4999元(約10万5000円)、12GB/512GB:5299元(約11万1000円)、16GB/512GB:5599元(約11万7500円)、16GB/1TB:5999元((約12万6000円)) |