Honorは、Androidタブレットとしては最高峰クラスに位置する「MagicPad3 Pro」を中国にて発表しました。
この製品最大の特徴は、Qualcommの最新かつ最強のSoCであるSnapdragon 8 Elite Gen 5をタブレットとしては世界で初めて搭載すること。最大クロック4.6GHzの強力SoCから発せられる熱を、VC(ベイパーチャンバー)とグラファイトシート、そして放熱面積のデカさで受け止め、高い性能を発揮します。
メモリとストレージはそれぞれ最大16GB、512GB。さすがにmicroSDカードスロットはありません。
ディスプレイは13.3インチのLCDパネルで、解像度は3.2K(3200×2136ピクセル)。かなり珍しい解像度であり、アスペクト比すら記載されていません。計算したところ3:2ディスプレイと誤差レベルのアスペクト比であるようなので、iPadの4:3より縦が狭く、Surfaceシリーズの伝統的な画面サイズと同じようなサイズ感になります。
リフレッシュレートは165Hz、タッチサンプリングレートは270Hzに対応。IMAX Enhanced認証とHDR10にも対応し、ピーク輝度は1100nitsを実現しています。AIを用いたという目の保護機能にも対応するとのこと。
バッテリーは1万2450mAhと大容量ながら、80W有線急速充電に対応。ただし付属する充電器は66Wのものであるとのこと。急速充電器がついてくるだけマシではありますね。さらに本体には23Wのリバース充電機能も備えています。本体サイズは厚さわずか5.79mm、重量595gと、13.3型ということを考えれば結構な薄さです。
カメラは背面に1300万画素(f/2.0)と200万画素マクロ(f/2.4)のデュアル構成、フロントは900万画素(f/2.2)。8基のスピーカーを搭載し、3D空間オーディオにも対応します。プリインストールOSはAndroid 16ベースのMagicOS 6で、AIアシスタント「YOYO AI」も利用できます。
本体色はFloating Gold、Moon Shadow White、Starry Sky Grayの3色展開。専用のスマートタッチキーボードとスタイラスも別売りで用意されています。
価格は12GB+256GBモデルが3799元(約8万円)、12GB+512GBモデルが4399元(約9万2000円)、16GB+512GBモデルが4699元(約9万9000円)。10月23日から中国で販売開始となります。