アップル前チーフデザイナーのジョニー・アイブ氏とOpenAIが進める初の本格ハードウェアは、開発上の難題に直面しており、当初想定より遅れる可能性があるそうです。
Financial Times報道に寄ると、スクリーンを持たない手のひらサイズのAIデバイスを目指す計画について、ソフトウェア面や設計思想の確立に課題が山積しているとしました。
具体的には、常時リスニングを前提としたプライバシーの扱い、アシスタントの「人格」設計、そして運用に必要な膨大な計算資源/コストの3点がボトルネックになっているとそうです。
The Vergeは、同デバイスがマイク/スピーカー/複数カメラを備える可能性や、「奇妙なAIガールフレンド」的な擬似人格を避けつつ自然な相棒のように振る舞わせる設計思想を紹介。投入時期が2026年以降へずれ込む可能性が高いそうです。
Humane AI PinやRabbit R1の失敗例も慎重姿勢に影響しているかもしれません。それらを他山の石として上手くやってほしいですね。
WSJ on Jony Ive and Sam Altman’s OpenAI device:
• The product will be capable of being fully aware of a user’s surroundings and life, will be unobtrusive, able to rest in one’s pocket or on one’s desk, and will be a third core device a person would put on a desk after a MacBook… pic.twitter.com/96q3YtM7Mu
— Ben Geskin (@BenGeskin) May 22, 2025