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OpenAIがローカルな無料オープンウェイトモデル!中国勢に対抗するAI「gpt-oss-120b」「gpt-oss-20b」発表

 gpt-ossはローカルで無料!(高性能グラフィックボードは有料)

 OpenAIは8月5日、新たなオープンウェイト推論モデル「gpt-oss-120b」および「gpt-oss-20b」を発表しました。同社がオープンで投入するのは、2019年のGPT-2以来約5年ぶりとなります。

 gpt-oss-120bは1200億パラメータの大規模モデルで、単一のNvidia H100 GPUで動作するとのことです。一方、gpt-oss-20bは200億パラメータのコンパクトモデルで、16GBの実行メモリを搭載した一般的なノートパソコンでも実行可能としています。

 OpenAIによると、gpt-oss-120bは同社の有料モデル「o4-mini」と同等かそれを上回る性能を示すそうです。特に数学的推論(AIME 2024&2025)、一般的な問題解決(MMLU・HLE)、ツール使用(TauBench)、健康関連評価(HealthBench)の各ベンチマークで優秀な結果を記録したとしています。gpt-oss-20bも「o3-mini」と同等の性能を持ち、一部の領域では上回る結果を示したとのことです。

 両モデルともApache 2.0ライセンスで提供され、開発者向けプラットフォーム「Hugging Face」から無料でダウンロード可能。Amazon Bedrock、Amazon SageMaker AI、Microsoft Azure、さらにLM StudioやOllamaなどの個人向けツールでも利用できるそうです。

 米国一強のAI LLMの牙城を、DeepSeekやAlibaba Qwen、Moonshot AIなど中国系AI企業のオープンソースモデルが突き崩そうという情勢の中、OpenAIがgpt-ossを投入してきたことには政治的・戦略的意味を見出すことができそうです。

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