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ローカルAIの王者、スマホへ踏み出す。
PCでローカルAIを動かす定番ツール「LM Studio」が、iPhoneにも本格展開しようとしています。LM Studioの開発元であるElement Labsが、iPhone/iPad/Mac向けローカルAIチャットアプリ「Locally AI」を買収したと発表しました。

Locally AIは、Adrien Grondin氏が開発したアプリで、MetaのLlama 3.2やGoogle Gemma 3、Qwen 3、DeepSeek R1といったオープンソースの大規模言語モデルを、クラウドを介さずiPhone上で直接動かせるのが特徴です。Appleの機械学習フレームワーク「MLX」を活用し、Apple Siliconに最適化。音声会話もデバイス内で完結するほか、Siriやショートカットアプリとの連携にも対応しています。
LM Studioといえば、PCでローカルLLMを手軽に試せるアプリとして広く使われてきました。
平たく言えば、これまでのLM Studioは主戦場がPCだったローカルAIです。LM Linkでリモート接続の道は開けていましたが、iPhoneネイティブでモデルを直接動かすアプリはありませんでした。つまりLocally AIの買収は、そのモバイル領域を補う動きと言えそうです。
買収に伴い、Locally AIの開発者であるGrondin氏はLM Studioチームに合流し、デバイス横断のネイティブAI体験の開発をリードしていくとのこと。
なお、GoogleはGemma 4をRaspberry Pi 5などのエッジ環境へ広げており、ツール呼び出しを含むエージェント系の機能も押し出しています。Apple Intelligenceというファーストパーティの仕組みもある中で、サードパーティ製のローカルAIがどこまで存在感を示せるか。LM Studioのモバイル展開は、その試金石になりそうです。


















