
長らく噂されてきたApple初の折りたたみスマートフォンですが、BloombergのMark Gurman氏によると、現時点では9月の投入計画を維持しているとのことです。
ことの発端は、4月7日にNikkei Asiaが報じた「遅延の可能性」でした。Appleの折りたたみiPhoneが工程検証の段階で想定以上の問題に直面しており、最悪の場合は初回出荷が数カ月遅れる恐れがあるという内容です。関係者は「現在の状況では量産スケジュールにリスクがある」「4月から5月上旬が極めて重要な時期だ」と語ったとされています。なお、この報道を受けてApple株は一時大きく下落しました。
ところが同じ4月7日、BloombergのGurman氏がこれに反する形のレポートを公開しています。Appleの計画を知る関係者によると、折りたたみiPhoneは9月にiPhone 18 ProやiPhone 18 Pro Maxと並んで発表され、販売も同時期か、そのごく直後を目指しているとのことです。ただしGurman氏も、発売まではまだ約6カ月あり、生産の本格立ち上がり前であるため、日程は最終確定ではないとしています。
一方、端末の詳細も少しずつ見えてきています。別の噂ベースの情報では、展開時は4:3に近い比率で、折り目を目立ちにくくする設計とヒンジなどが取り沙汰されています。名前についても「iPhone Fold」ではなく「iPhone Ultra」という説も。
生産初期の目標は700万から800万台とみられており、Appleの2026年計画生産量全体の1割未満にとどまるとの見方があります。さらにBloomberg側の見立てでも、新しいディスプレイや素材の複雑さから、発売直後は数週間にわたって供給が限られる可能性があるとのことです。つまり、発売日に買いたい人は相当な争奪戦を覚悟したほうがよさそうです。
Appleがこのタイミングで折りたたみ市場に参入する意味は大きいです。Samsungはこの分野で長く主導権を握ってきましたが、折りたたみスマホは依然としてスマートフォン市場全体のごく一部にとどまる高価格帯のニッチでもあります。そのため、Appleが参戦すれば、折りたたみスマホというカテゴリ自体の認知度が大きく変わる可能性があります。
2000ドル超とも噂される折りたたみiPhoneが本当に9月に出てくるのか、それとも「あと少し」が長引くのか。続報を待ちたいところです。



















