LenovoのノートPCにアドウェアが混入しているという海外の話題をお伝えしましたが、Lenovoの日本版公式サイトに該当ソフト(Superfish社製Visual Discovery)の削除方法が、既に掲載されていることが明らかになりました。
公式サイトによると、ノートPC Ideaシリーズの一部にプリインストールされているSuperfish社製ソフトウェアが原因で、電子証明書の必要なWebサイトにログインできない現象が確認されているとのこと。確かに海外報道では、Superfish社製ソフトの挙動として、電子証明書でSSL含む全てのWeb通信に割り込むといったものが確認されています。
公式サイトがアナウンスする、該当ソフトのプリインストールされた機種は以下の通り。
Lenovo G50シリーズ、Flex10シリーズ、Y50シリーズ、S20シリーズの一部
(Superfish社 Visual DiscoverがインストールされいるPC)
公式サイトで案内されている対処方法は2つあります。いずれも本ソフトの動作を停止するもの。
1つ目は、msconfigからシステム構成を開き、サービスタブの「Visual Discovery」のチェックを外し、ソフトウェアのサービスを停止するというもの。
2つ目は、「プログラムのアンインストール」から「Superfish Inc. Visual Discovery」をアンインストールするというもの。注意点として、アンインストールした場合、再インストールできないとのこと。
このようにLenovoとしては、少なくともSuperfish社製ソフトウェアにより生じる問題を認識し、既にそれを停止する方法を公開していたことになります。
なぜブラウザ上に宣伝広告をポップアップ表示したり、通信に割りこむような不審な挙動をするソフトをLenovoはプリインストールしたまま出荷しているのか、説明責任があると言えそうです。
続報:レノボ、Superfishに対する正式見解を発表。完全削除方法も