発表された6月の携帯電話件数において、NTTドコモの純増数は1万3000件となり、純減であった2007年8月以来、実に5年ぶりの低い伸びとなりました。ちなみにSBは22万件、KDDIは12万件の純増となっています。
これは昨年12月に発売された「PS Vita」の3G内蔵モデルが、半年間のドコモのデータ通信のプリペイド契約で販売されており、ちょうど6月がその更新期限となり、10万件を超える、未更新に伴う解約が一斉に行われたことにも起因しているようです。
ただ、単純に「PS Vita」が飽きられたからというわけでもなく、元々プリペイドプランが魅力的とは到底言えない内容であったこと、他のデータ通信プランで契約したSIMカードを挿入しても使えること、モバイルWi-Fiルーターやテザリング機能を備えたスマートフォンが普及しつつあること、様々な要因があると思われます。
一方、Xiを搭載した端末の普及は順調であり、これから夏モデルが一気に発売されることもあって、7月からは再び巻き返せそうな趨勢ではあります。
Source:日本経済新聞