先日ISW16SH、AQUOSPhoneSERIEを購入して来ました。 ひと月程使いましたが、SHARPがこの夏モデルから投入した新UI「FeelUX」が想像以上に快適で驚いています。 私はこれまで殆ど国産のスマートフォンを購入した事が有りませんでした。 これまでの国産機は店頭で触っても動作がモッサリしていたり、売りの部分がガラ機能のみであったりと魅力に欠け、購入するに至らない物ばかりでした。 しかしこのISW16SHは、シャープの独自UI「FeelUX」を搭載しており、国産機としては初めてキチンと作り込まれた独自UIを搭載したスマートフォンです。 本格的にUIに手をつけ始めた時点でシャープは他の日本メーカーより頭一つ先を行っています。 スマートフォンカフェでISW16Hの兄弟機に当たるSH-09Dを触った時にそのUIの使い勝手の良さから夏モデルはシャープ機を1台は購入しようと決めていました。 ISW16SHを購入し実際に利用してみると、予想通り、HTCの「Sense」、Samsungの「TouchWiz」などのライバルとして十分に戦う実力が有ると感じました。 FeelUXは各アプリの起動までのステップを省略する事を重点において作られています。 そのポリシーが特に表れているのが”ウェルカムシート”と呼ばれるロック画面。 この画面からカメラ、電話、メールという現在の携帯電話には欠かせない機能にすぐにアクセス出来ます。 また、時計表示の部分を左にフリックするとミュージックプレイヤーの操作画面、右にフリックすると天気予報が登場し、日常で良く利用するであろう機能はロック画面を解除しなくても直ぐに呼び出す事が出来ます。 そして、ロック画面を解除してみると、3ラインシートで構成されるホーム画面が出て来ます。A01のiidaUIのような縦スクロールのホーム画面です。 アプリケーションシートでは、アプリケーションをカテゴリごとに並べ替え、カテゴリごとにセパレータで区切っておく事でそのとき使いたいアプリをすぐに見つけ出し、起動する事が出来ます。 ウィジェットシートも非常に面白く感じました。 これまでのandroidのホームと違い、アプリのショートカットとウィジェットが混在しないため、そのシートを表示するだけで一気に多くの情報を目にする事が出来ます。 時刻、予定、メール等の通知、天気予報、株価などの情報はこのシートを一度下までスクロールするだけで把握出来るのです。 ウィジェットをこれまでとは違った形で利用する事が出来ます! 最後にショートカットシート。 ここにはよく使うアプリや、友人の連絡先へのショートカット、頻繁にアクセスするサイトのブックマーク等を設置する事で、アプリケーションシートよりも更に早く目当ての機能にアクセス出来ます。 アプリケーションシートとは違い、自分の置きたい物だけ設置出来るため、これまでのandroidホームでホーム画面においていたような物はここに設置する形になるでしょう。 FeelUXのことばかり書いて来ましたが、端末の動作も非常に快適です。 twicca等のテキストが非常に多いアプリのスクロールも全然カクツキませんし、ブラウザも非常にヌルヌル動作しています。 またブラウザで画面の縁を中央に向かってフリックすると”クイックツールボックス”が登場するなど、ホーム以外のアプリも使い勝手が良い様に手が加えられています。 しかし、ISW16SHにも所々惜しい部分は有ります。 上で述べた通り、アプリをカテゴリごとに並び替えれば非常にアクセスし易くなるFeelUXですが、インストールするアプリ増えてくるとそのジャンル分けも非常に大変になります。 これまでのandroidホームの様にアプリ名順に並び替える事も出来ないため、ユーザーがカスタマイズを投げ出した時点でただの散らかったホームに成り下がります。 また、”ウェルカムシート”のタッチ判定もやや敏感過ぎる気がします。 カメラ等のショートカットを表示する際のフリック操作が指に着いて来ていません。 またホームアプリが50MBほどメモリを食うため裏でアプリを複数実行しているとメモリ不足で動作が重くなるといった惜しい部分も有ります。 【総評】 いろいろ書いて来ましたがFeelUX搭載のISW16SHに非常に満足しています。 このUIを搭載した最初の端末とは思えない位のできばえだと思います。 まだ登場したばかりのUIなので、若干不満も有りますが、今後の細かいアップデートでさらに使い勝手が向上して行けば日本のシャープがスマートフォン市場で世界中の注目を浴びる日が来るのではないでしょうか?
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