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真の4G「LTE-Advanced」対応の「GALAXY S4」が早くも登場へ しかし消費者からは不満の声も

 スマートフォンの大手 韓国SAMSUNG電子が「LTE-Advanced」対応の「GALAXY S4」を、韓国市場において早ければ6月中にも投入することが明らかとなりました。これは同社のCEOの発言が、ロイター通信の記事に掲載されたことにより判明したもの。

 「LTE-Advanced」は、国際電気通信連合(ITU)の定める真の「4G(第4世代)」通信規格。現在各社が採用している「LTE」は、従来「Super 3G」と呼ばれており、厳密には「3.9G」にあたります。(「3.9G」を「4G」と呼称することについて、ITUは容認しています) 「LTE」に比べて「LTE-Advanced」は、複数の周波数帯を束ねて圧倒的な高速通信を実現する「キャリア・アグリゲーション」技術を採用しており、より大容量のデータを高速でやりとりすることができます。

 また、「LTE-Advanced」対応の「GALAXY S4」に採用されるのは、Qualcomm製のSoCであるとのこと。このことから「Exynos 5 Octa」ではなく「Snapdragon 800」を搭載する可能性が高いものと考えられます。

 一方、こうした一連の報道に対し、既に「GALAXY S4」を購入した韓国内の一部消費者からは不満の声が上がっているそうです。わずか2ヶ月で、より高速な通信に対応した新機種が登場することに他ならないならです。韓国のネット上の各種フォーラムには、「こんなに早く出るなら買わなかった」「購入した現行機の価格が落ちることになるのか」などと嘆く意見が書き連ねられています。

 ただサムスンも「LTE Advanced」には非対応であることは明言して現行機を販売しており、消費者の自己責任であるとの見方も出来ます。

 日本でもNTTドコモからは「GALAXY S2 SC-02C」が販売された年に「GALAXY S2 LTE SC-03D」が、「GALAXY S3 SC-06D」が販売された年に「GALAXY S3α SC-03E」が登場しており、マイナーチェンジ版が登場するのは慣例です。ただNTTドコモでの「LTE-Advanced」実用化は2015年であることから、韓国のように通信速度が大幅に向上した後継機がすぐに出る、といったことはないと考えられます。通信速度ではなく、Snapdragon 800やExynos 5 Octaなど上位のSoCが載る程度の、処理速度の差異は想定できますね。

 欲しい時が買い時ですから、情報を吟味しつつ、自分に合った機種を選んでいきたいものです。

情報元:REUTERS, MoneyWeek 経由:Blog of Mobile!!

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