本日発売したSONYのフラッグシップモデル「VAIO Duo 13」を購入しました。OSにWindows 8を採用し、ワンアクションでタブレットにもノートPCにも変形できる「サーフスライダーデザイン」なる一風変わったギミックを持つ、コンパーチブルなUltrabookです。
スタイラスと、ACアダプターが付属します。これまで使っていたVAIO S13Pと比較すると非常に小さく軽いACアダプターです。AppleのMacbook系も小さく軽いので、出先で持ち運ぶときにも便利でした。これに限ってはコンパクトであればあるほどいいように思います。
やはり購入の決め手は、バッテリー駆動時間です。
Intelの第4世代Coreプロセッサ(Haswell)による、非常に長時間のバッテリー駆動を実現しているので、シートバッテリーのオプションはありません。シートバッテリーがなくても、VAIO Duo 11のシートバッテリー着用時よりも、長いバッテリーライフを実現しているからです。理論値18時間。実測でも10時間以上は持つでしょう。(BBenchで12時間58分だそうです)先代Duo11から筐体サイズや重量はほとんど変わっていないにもかかわらず、電池駆動時間が大きく伸び、大画面化を実現しています。
VAIO S 13Pなど一般的な13インチノートPCと同等の画面サイズを確保しています。
(わかりづらいですが、上からVAIO P, VAIO Duo 13, VAIO S 13P)
S13Pは1.56kgなので、1.3kgのDuo13に乗り換えたことで、自分の場合は荷物が0.2kg以上軽くなります。さらに電池駆動時間が伸びたことで、ACアダプターも持ち歩かなくて済みますから、実際はさらに荷物が軽くなったことになります。個人的には非常に嬉しいポイントです。もし持ち歩くにしても、今回のACアダプターは軽いので、苦にならないでしょう。
ディスプレイを引き上げるには若干のコツが必要ですが、すぐに慣れます。
斬新なギミックを備えながらも、Duo11のような光学ポインタではなく、横に細長いトラックパッドを搭載し、キーボードは一般的なキーピッチを確保。なかなか打鍵しやすいです。ただキーストロークは浅いので、長文の文章を疲れずに入力し続けるにはそこまで向いてるわけではありません。
なお、自宅ではキーボード「Majestouch2」をBluetoothで接続して利用していく予定です。タブレットスタンドも利用可能でした。
もちろん、出先でタブレットで簡単に使えるキーボードとしては、Duo13のそれは非常に優れたものなので、積極的に利用していく予定です。
自分はオーナーメイドでキーボードのかな文字を消して、バックライトを選択しました。
Duo13の真髄は、デジタイザースタイラスです。一部アプリで筆圧感知対応となっており、メモやお絵かきにはうってつけ。もちろんWindows8をタブレットとして利用するにも非常に便利です。このように、筐体の右側に取り付けも可能。これで出先でマウスはいらないかな?
ディスプレイの角度は構造上、必然的に固定されます。しかしDuo13のトリルミナスディスプレイは色域・視野角ともに広く、多少角度がずれていてもしっかりと見えます。さらに高輝度で屋外での視認性も優れており、非常にDuo13のギミック、利用シーンとの相性がよいものとなっています。
タッチパネルを備えたタブレットを想定して再設計されたWindows 8。時流はスマートフォン・タブレットへ。そんなこの時代に求められていくノートPCはどのようなものだろうか、それを真摯に考え、実用レベルで仕上げてきた「VAIO Duo 13」の作りに感銘を受けています。もしかしたら、数年後には外で見かけるノートPCはこのような形状がごくありふれたものになっているのかも。持ち運んでいろんなシーンで活用していきたいです。(だからこそWWANがau LTE限定なのが残念。Xiデータや元気のあるMVNO SIMを是非とも使いたかった)
オーナーメイドではメモリ8GB、256GB SSDと前回のVAIO S13Pとあまり変わらない構成を選択。予想通りに自分のしたい作業を快適に行うことができ、満足しています。
唯一不満なのは、たった今この記事を書いている最中、Bluetoothキーボードとの相性が悪いことでしょうか。たまに接続が不調になります。(ProやほかのHaswell搭載機にもBluetooth関係の問題は起きているのかな?) それ以外は今のところこれといった問題はないので、当面はDuo13を使い込んでいこうと思います。
ソフトウェアに関してなど、詳しいレビューはまた後ほど上梓させていただく予定です。