NTTドコモの坪内和人副社長は、SankeiBizのインタビューでiPhoneの取り扱いについて示唆に富む発言をしました。
記事によれば坪内副社長は、9月10日に発表されると思われる次期iPhoneについては、ドコモが9月10日に合わせて取り扱いを発表することは困難との見方を示しつつも、「Appleにとって国内最大の携帯電話事業者に扱わせないのは経済合理性がないし、ドコモにとっても顧客が求める端末を売らないわけにはいかない」として、少なくともNTTドコモ側がiPhoneを取り扱うことには前向きで、準備も整っているとの考えを明らかにしました。
両社の条件(販売数のノルマ、販売体制など)の折り合いが依然として付いていないことが考えられますが、副社長は「条件の問題」「いつ出すかが問題」としており、ドコモとAppleの交渉次第では、ドコモからのiPhone販売は現実のものになりそうです。
ただしiPhoneの取り扱いが決まった移動体通信事業者の社長は、これまで「ノーコメント」を貫くのが恒例でしたが、今回の坪内副社長だけでなく、加藤社長も以前から「条件の問題」という発言をメディア向けに繰り返していることから、やはり来月のiPhone 5Sのドコモ版に関しては、お預けになる可能性が高いと言えるかもしれません。
情報元:SankeiBiz