メイン機(普段使う端末)を Android スマートフォンから iPhone 5c へと変更しました。しばらくの間使って、何が快適になったかを考えたら、それはキャリアメールとSMSの利用勝手でした。
利用しているキャリアは変わらずに au で、Android 端末の SCL21 から iPhone 5c へと変更しました。
キャリアメールと SMS が格段に使いやすくなった
SMS(Cメール)とキャリアメールが格段に使いやすくなりました。個人的にはキャリアメールはあまり使いたくないのですが、必要に迫られることがしばしばあります。
しかし、Android 版のキャリアメール& SMS アプリが使いづらいこと使いづらいこと「そりゃあみんな LINE を使うわ」というクオリティで、ドコモのSPモードメールの使いづらさは話題になりますが、au が提供するメーラも相当に使いづらいです。
Android 4.1 を搭載した端末からは、新しいバージョンのメーラが搭載されていますが、筆者が使っていた SCL21 は未だ Android 4.0 であり、古いバージョンのメーラを使わざるを得ない状態が続いていました。
(ドコモの兄弟モデルである SC-06D には6月の時点で Android 4.1 へのアップデートがなされているのですが、au のアップデートはいつになるのでしょうか……)
その点 iPhone のメーラ(メッセージ)は使いやすいです。UI が OS レベルで統合されているので操作で混乱することがありません。送信ボタンと下書きボタンがあべこべに配置されていたり、わけのわからないタイミングでトーストによるメッセージが表示されることもありません。フィーチャーフォンとのやりとりに Cメールを利用する機会が多い筆者からすると、大きな頭痛の種がひとつ解消された形です。
キャリアメールはユーザの変化に対応できるか
先日、ドコモが延期を重ねていたドコモメールの提供について、具体的な日時がアナウンスされました。11月からは IMAP にも対応することで、メーラや OS など一切の環境を気にせずに、キャリアメールを利用できるのは大きなポイントです。
au は au one メール を利用して ezweb.ne.jp ドメインでのメールのやりとりがパソコンを含む、多くの環境でも利用できましたが、2013年9月を持ってサービスの提供が終了しました。他のサービスとの兼ね合いもあるのでしょうが、時代に逆行する流れに見え、いささか残念です。
一方のソフトバンクは S!メール(MMS)どこでもアクセス の名称でキャリアメールをパソコンから扱えるサービスを始めましたが、不具合により無期限延期となっています。
上でも少し触れましたが、筆者はキャリアメールがあまり好きではありません。メールの環境は全て Google に移行し Google Apps を利用することで独自ドメインのメールアドレスを自身で運用しています。
ユーザはキャリアメールの変化に対応できるか
Android スマートフォンでは、基本的に Gmail のアドレスが発行され、iPhone では iCloud のメールアドレスが発行されますが、それらに対しての理解はまだエンドユーザには及んでいません。docomo.ne.jp や ezweb.ne.jp をはじめとしたキャリアメールのドメインはエンドユーザに対して謎の安心感をあたえており、フィーチャーフォン、スマートフォンを問わずメール可能な端末を利用しているユーザ全体のリテラシが向上するまで、今しばらく待つ必要があります。
その点 LINE などのメッセンジャーアプリが大きく普及したことで、徐々にキャリアメールの重要性が薄れてきていますが、まだまだ、キャリアメールの影響力は強く、MNP では転出番号発行時何度やキャリアショップの店員にも注意されたりと、今後利用者の意識が変わっていく必要がありそうですね。