ドコモは2013年夏に「ドコモのツートップ」をはじめ、冬春商戦では「ドコモおすすめ3機種」として、特定の機種に対して優先的にインセンティブ(販売奨励金)を出していました。
2014年夏モデル新製品・新サービス発表会の質疑応答において、フリーランスの石野氏が「今回のラインナップの中で加藤社長のオススメ、ドコモのオススメのようなものはあるのか」という質問に対して、加藤社長は「端末の中でオススメということで、オススメはですね……全部です」と、破顔しながら全端末がオススメであることをアピール。続けて「それぞれ、特徴があるので、一番自分にあうものを選んで頂けるラインナップにした」と、戦略の見直しを示唆しました。
「Windows Phone や Tizen について申し上げることは正直ございません」
フリーランスの山口氏から「Windows Phone や Tizen の状況はどうなのか」という質問に対して、加藤社長は「 Windows Phone や Tizen について申し上げることは、正直ございません」「検討を続けているというのは事実だが、今申し上げることはない」と、ばっさり切り捨て。ただし、検討を続けているということは、水面下で何らかの動きがあるということでしょう。
ドコモはTizenを搭載したスマートフォンの投入を予定していたものの、急遽中止した経緯もあり、今後どのような戦略で「第三のOS」を搭載したスマートフォンが投入されるかも見所かもしれませんね。