Amazonは同社のタブレット端末 Kindle Fire HDシリーズに2モデルを追加し、FireHDX 8.9 のスペックを更新しました。Fire HD 6 はキャンペーン価格が 9,980円と1万円を切る価格となっており、低価格化が進むタブレット市場に更なる一手を加えた形です。
Kindle Fire HD 6
カラーバリエーションを5色揃え、6インチのHDディスプレイを搭載したモデル。価格は8GBモデルがキャンペーン期間中 9,980円 と非常にお手頃(通常価格は 11,800円)になっています。
6インチ台のサイズはいわゆるファブレット(XPERIA Z ULTRAが6.5インチ)と同等の大きさで、7インチタブレットでも持ち歩くことに抵抗を覚えていた方にも訴求できるサイズになっています。
採用しているチップセットの種類は明言されていませんが「1.3GHz *2 + 1.5GHz *2」のbig.LITTLE構成や動作周波数から MediaTek のチップである可能性が高いです。
CPU | メーカー不明 クアッドコア (1.3GHz * 2 + 1.5GHz * 2) |
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RAM | 1GB |
ディスプレイ | 6インチ(1280*800) Gorillaガラス採用 |
バッテリー | 8時間 |
カメラ | 前面+背面(2メガピクセル) |
サイズ | 169 x 103 x 10.7mm |
重量 | 290g |
OS | Fire OS4(Sangria) |
Kindle Fire HD 7
こちらもカラーバリエーションを5色揃えた7インチモデル。仕様は Kindle Fire HD 6 と大差が無く、Fire HD 6 をそのまま7インチにしたような仕様になっています。価格は8GBモデルが16,280円、16GBが18,280円となっています。
CPU | メーカー不明 クアッドコア (1.3GHz * 2 + 1.5GHz * 2) |
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RAM | 1GB |
ディスプレイ | 7インチ(1280*800) Gorillaガラス採用 |
バッテリー | 8時間 |
カメラ | 前面+背面(2メガピクセル) |
サイズ | 191 x 128 x 10.6mm |
重量 | 337g |
OS | Fire OS4(Sangria) |
Kindle Fire HDX 8.9
Fire HD シリーズが普及価格帯モデルに対して、Kindle Fire HDX 8.9 は同社タブレットのフラッグシップモデルといえるスペックで、8.9インチ(解像度2560*1600)の液晶ディスプレイにハイエンドSoC Snapdragon 805 を搭載。リアカメラはf値2.2のレンズに手ぶれ補正やLEDフラッシュを搭載した8メガピクセルと「綺麗に撮影可能」なカメラを搭載しています。また24時間のビデオサポートを可能にする「Mayday」ボタンを搭載し、性能だけでなくサポートにも力を入れたモデルになっています。
価格は16GBで40,980円から、32GBが47,180円、64GBが53,280円となっています。
CPU | Snapdragon 805(クアッドコア 2.5GHz *4) |
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RAM | 2GB |
ディスプレイ | 8.9インチ(2560 x 1600)Gorillaガラス採用 sRGB 100%カバー |
バッテリー | 12時間 (書籍のみの場合18時間) |
カメラ | 前面+背面(2メガピクセル) |
サイズ | 231 x 158 x 7.8mm |
重量 | 375g |
OS | Fire OS4(Sangria) |
発表されたのが iPhone6&iPhone6 Plus の発売日前日である 9月18日と、まさにアップルにぶつけてきた形となりますが、インパクトはあまり強くありません。ちなみに、海外で販売されている FirePhone の0.9ドルへの破格の値下げも、Appleの新製品発表会の直前に発表されました。
安価なタブレット端末として、Kindle Fire HD 6 という選択肢は前向きに検討できるものかもしれません。