本日、NTTドコモは新しい料金プランを発表しました。
データLパック
従来は「データSパック」(3GB/月)、「データMパック」(5GB/月)のみ発表していましたが、今回新たに発表されたのが「データLパック」(8GB/月)です。
S、MときてLが不在だったので、Lパックを用意しているのは予想の範囲内ですが、従来にあった7GBではなく、KDDIの料金プランに合わせて8GBに設定していますね。従来の大手3社のLTEデータ通信プランでは、月間通信量は7GBだったので、やや足りないと感じていた人にとっては魅力的と言えそうです。
なお、データLパックの値段は月額6700円(税抜)となっており、新料金プランと合わせれば月の携帯料金は1万円を超えることになりそうですね。
パケットくりこし
余った当月のデータ通信量を、来月に繰り越せるのが、今回新たに発表された「パケットくりこし」です。繰り越せるデータ通信量の単位は1GBとなります。
なお、データ通信プランはデータMパックまたはデータLパックの選択が必要であり、データSパックを選択するユーザーは対象外となります。
データ通信量の繰越制度は、SoftBankの新料金プランの特色でしたが、合わせてきた形となります。
提供開始日は「あの日」
気になる提供開始日は、データLパックが9月19日、パケットくりこしが10月1日(つまり10月未使用分から、11月に繰り越せるようになる)となります。
9月19日といえば、Apple社のiPhone 6の世界最速発売日として伝えられている日時となります。基本的にiPhone 6の発売日のリークを伝えている海外情報では、情報源の多くが取り扱いキャリアの関係者となっていることから、NTT docomoも9月19日が何の日であるのか、当然想定しているものと考えられます。
iPhoneは国内でも大手3キャリアから提供されており、なおかつキャリア謹製のサービスへの導線を端末内部に置くことが困難であることから、他社への差別化はネットワーク、そして料金プランになってきます。今回のデータLパック提供も、iPhone 6に合わせた動きとみて間違いないでしょう。
通信量8GB/月のプラン、データ繰越の導入により、ますますプランは大手3社で横並びになってきている印象です。どの会社でiPhone 6を買うのか、それともSIMフリー版を選択すべきなのか。9月19日に合わせて、取り扱いキャリア各社は他にも特典やキャンペーンを展開してくるでしょうし、ネットワークの対応状況にも着目して、消費者は選択していく必要がありそうです。