中国政府が「iCloud」にサイバー攻撃、中国iPhoneユーザーを監視か

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 海外サイト「Greatfire.org」は、中国政府がiCloudに対するサイバー攻撃を実施していると主張しました。中国政府当局は、サイバー空間上で中国本土で検閲行為を行っており、GithubやInstagramを遮断するなどの措置をとっていますが、こうした当局の行為を監視している団体が「Greatfire.org」です。

 同サイトによれば、中国当局の実施しているのは「中間者攻撃(MITM)」と呼ばれるもの。これは攻撃者は証明書を偽造し、ユーザーが本物のクラウドサービスにアクセスしていると誤認識させる手法です。

 対象となっているのは中国におけるiCloudのアカウント。iCloudはApple社の展開しているクラウドサービスで、ユーザーの撮影した写真やメール、連絡先などの各種個人情報がアップロードされていますが、これらが中国当局によって盗み見られているとのこと。

icloud

 攻撃への対策としては、中国のAppleユーザーは、ChromeやFirefoxといったブラウザを利用することなどが推奨されています。

 当局は、香港抗議デモに関する写真や映像が拡散されるのを嫌っており、これがクラウドサービス上に共有されていることが、今回の攻撃の理由となっている可能性を同サイトは指摘しています。香港の真の民主化と普通選挙を求める、「雨傘革命」とも呼ばれている一連のデモについて、中国政府は大陸本土への波及を恐れ、神経を尖らせています。

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