Appleは、本日発表した「iPad Air 2」と「iPad mini 3」のWi-Fi+Cellular版について、利用可能なLTEのバンドを公表しました。
iPad mini 3はA1600 / A1601の2モデルが存在しますが、どちらもそれぞれ基本的には1世代前のモデルと同じバンドです。TD-LTEを利用することもできません。
それに対して、iPad Air 2 A1567はより多くのLTEバンドを掴むことができます。FDD-LTEはBand 1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29。さらにTD-LTEはBand 38、39、40、41を利用可能。これはiPhone 6/6+と同じものです。
Band 28は、NTT docomo、KDDI、Y!mobileが2015年からLTEサービスを開始する周波数です。
Band 41は、KDDIグループのUQコミュニケーションズがWiMAX 2+を、SoftBank傘下のWireless City PlanningがAXGP(SoftBank 4G)を、展開しています。SIMフリー版のiPhone 6/6+にauのSIMカードを挿すとWiMAX 2+が、SoftBankのSIMカードを挿すとAXGPが利用可能です。SIMフリーのWi-Fi+Cellular版のiPad Air 2でも同じような結果が期待できそうです。
様々な点で大きく進化しているiPad Air 2に対して、iPad mini 3はあまり旧モデルと変わっていませんが、そのような傾向は、通信モジュール・LTE対応バンドにもあらわれていると言えそうです。
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