VAIO株式会社は、次期タブレットPCの試作機をロサンゼルスで開催中のAdobe MAXで公開し、公式サイトでもその意気込みを明らかにしました。
それによれば本機種は、デジタイザースタイラスを軸に、プロのクリエイター向けに構成された12.3インチのタブレットPCということになりそうです。
外観からはMicrosoft社がリリースしているSurface Proシリーズを彷彿させ、キックスタンドも備えていることがわかります。Surface Pro 3の直接のライバルとなりそうな仕様です。
しかし決定的に異なるのはその性能でしょう。プロセッサーにはインテルCore H クアッドコア、インテルIris Pro、ディスプレイ解像度2560 × 1704、色域 Adobe RGBカバー率 95%以上など、タブレットPCとしては相当なハイスペックモデルに。紙の寸法に多い3:2のディスプレイ比率も挑戦的。
見た目はSurface Pro 3というより、VAIO Tap 11ですね。キーボードを本体から給電するアイディアも同じです。Surface Pro 3のカバー兼用キーボードでは満足できないという人も少なく無いと思いますが、こちらは比較的しっかりした打ち心地を期待できます。
Surface Proシリーズに何か足りないと感じていた人や、VAIO TapやDuo系統の後継機を求めていた人、VAIO Zのようにモバイルでも尖ったスペックを求めたい人には、いい選択肢になりそうです。