Googleの2014年第4四半期の決算報告が行われました。CFOのPatrick Pichette氏はGoogle Glassのプロジェクトに失敗があったと認めました。今は一時停止し、戦略をリセットする時期であるとのこと。
先月、Googleは一般向けのベータ販売プログラムであるGlass Explorer Editionの終了を予告しており、先月19日からはGoogle Play上での購入ができなくなっていました。
Glassのプロジェクトは今後、Google X Labsから「卒業」し、Google傘下のNest Labsに移管され、Tony Fadellがプロジェクトを監督することになります。
Glassを装着するということは常に視線上にカメラを向けているようなものであり、Glassのプロジェクトは、プライバシーの侵害という厚い壁に阻まれたとの観測もありました。本件を報じたReutersの、アナリスト曰く、検索・広告の成長が減速したのに対して、不採算のGlassを見直すことで、投資家を安心させる効果があるとの見方があります。
これまでのGoogleの製品の中でも多くの失敗がありました。しかしGoogle TVはAndroid TVとして、Nexus QはNexus Playerとして復活しています。Glassとはお別れとはいえ、今回も完全撤退ではなく、あくまで移管してプロジェクトを維持していますので、同じように形を変えて陽の目を見る可能性は残っています。さようなら、Glass、また会う日まで!