Samsungは、アメリカのベンチャー企業「LoopPay」を買収しました。同社はクラウドファウンディングから出発したスタートアップ企業で、クレジットカードの磁気ストライプを非接触で読み取る”Magnetic Secure Transmission”を開発しています。
通常クレジットカードの普及にあたって障壁となるのがカードリーダーの導入コストですが、Loop Payの場合は既存の機器を利用可能。この技術に対応したスマホケースを装着し、クレジットカードを登録しておけば、スマホをかざすだけで決済が可能になるという優れもの。
このため、Apple Payはまだ普及が進んでいないのに対し、LoopPayは全米9割以上の店舗でショッピングができるとされており、これをSamsungが買収して活用するとなれば、Appleに対して優位に立つことも可能になってきます。
Samsungは次期フラッグシップモデルGalaxy S6にて、Samsung Payなる名称のモバイル決済技術を採用すると報じられており、今回の買収により、そうした噂がますます現実味を帯びることになりそうです。
Samsungは来月頭のMWC2015にあわせてGALAXY S6を正式発表する見通しであり、楽しみに待ちたいところです。