ASUSのZenfone2を使っています。正式な型番はZE551ML-RD32で、これは実行用メモリ2GB、Atom Z3560 1.83GHz、ストレージ容量32GBのモデル。
実行用4GBメモリの上位モデルが存在しているので、そちらの方が快適に使えるはずです。しかしZenfone2はユーティリティが充実しており、2GBモデルでも十分サクサク使えるよう配慮がなされています。
例えば実行用メモリの解放が、通知バーからいつでも簡単にできます。
サクッとメモリ開放できます。
「自動起動マネージャー」では、スタートアップしてメモリを消費するアプリを、勝手に起動しないようにすることができます。
電源を消費している原因となるような不出来なアプリも検出してくれます。
基本的な部分がよく出来ているので、あえて上位モデルを買わない選択肢もアリかもしれません。
ただし、気に入らないのはこうしたサービスが過剰すぎるという点。具体的に言えば、スマートフォンのクリーンナップを謳うYahoo!アプリやClean Masterといった他社製のアプリがプリインストールされていること。これら、機能が被っているんですよね。メモリ解放ソフトなんていくつもいるはずがありません。
CleanMasterなんかは、怪しげな雰囲気を出しつつも、「不要ファイル削除」なんて蠱惑的な響きの機能があってつい使いたくなりますが、結局ギャラリーのキャッシュやら何やらを消しているのであって、そのアプリを再び使うときに、またサムネイル等の生成から始まるだけの話で、結果的に後でイライラする場面に遭遇するだけということもありえます。詳しい人が補助的に使う分には有効な場面があると思いますが、初心者が使ってもただのプラシーボか、悪い結果を生むだけです。
さらに悪いことに、Clean MasterもYahoo!も自動起動、常駐。メモリを計45MB消費しています。
幸いにも、ASUSの優秀な「自動起動マネージャー」からこの事実を確認し、コントロールできる上、どちらのアプリもアンインストールが可能です。いらない人は消しましょう。
ASUSの標準のソフトウェア機能で十分快適に使えます。プリインストールアプリがミスチョイスというだけで、基本的によくできた端末に違いありません。