「視聴を切る(視聴切り・1話切り)」とは、アニメファンの間でよく使われる言葉です。アニメファンは、新作アニメが始まるシーズンになると、一通りのアニメの初回を全て視聴した上で、面白そうなアニメとそうでないアニメを選別し、つまらないアニメの録画予約を打ち切るのです。この一連の取捨選択の作業を、冒頭の「視聴を切る」と表現することがあります。
そんな使い方をしている人にぴったりなのが、SHARPのAQUOSブルーレイレコーダーです。
AQUOS BDプレイヤーのうち、2015年2月以降発売のモデル(BD-T3700 / BD-T2700 / BD-T1700 / BD-W2700 / BD-W1700 / BD-W570 / BD-W570SW)には、「ドラ丸(ドラマ丸ごと録画)」と呼ばれる機能が搭載されています。
この機能は、新しいドラマが始まる度に、1話~4話まで自動で録画してくれるというもの。番組名・放送日時・番組概略・これまで録画出来た話もまとめて表示できます。
つまらないと思ったらそのまま放置すればOK。5話以降が開始されると、毎週1話づつ削除されていきます。つまり新シーズンの4話が始まるまでに、新作の「視聴切り」対象を見定めておく必要があります。
面白いと思った番組は、適宜「ドラ丸」画面から通常録画として全話録画が可能。「ドラ丸」画面から、ドラマごとにBDに退避させることもできるので、楽ちんです。
今期は大島優子が怪演した、堤幸彦監督の「ヤメゴク」が圧倒的に良かったですが、それを除くと琴線に触れるドラマは大してありませんでした。前期は、独特の台詞回しの光る古沢良太脚本が、杏と長谷川博己にマッチして化学反応を起こした「デート」や、便乗物・低視聴率という低期待に反して思いのほか出来の良かった「ゴースト・ライター」など、見応えのある作品が多数あったんですけども。
来期(もう今期か?)では、つい先日始まった「ラーメン大好き小泉さん」が、先の展開は読めますが、二郎系の店を舞台にしているのがとても面白く、コンセプト勝ちなのがいいです。二郎好きな人はジロリアンを自称はしないだろうなあとツッコミつつも、早見あかりも可愛いので楽しめました。スポンサーが楽天モバイルなので、CMでも番組内でもやたらHuawei honor 6 Plusが登場するのもニヤリとできるポイント。閑話休題。
【ぼのフェス2015 特別版】ラーメン大好き小泉さん(1) (バンブーコミックス)
さて、勘の良い人はもうおわかりでしょうが、ここまでの機能、全部アニメでも使えます。設定から切り替えるだけ。
録画画質はデフォルトでは5倍になっているので、適宜変更するといいでしょう。「録画時間帯」まで設定できるので、「地デジの深夜アニメの新作のみを録画する」という環境も簡単に実現できる上、BD退避も容易であるなど、かなりの作業を簡略化できます。アニメ視聴環境として最高でしょう。
高画質で録画するなら外付けHDDを買っておくといいかもしれません。従来、レコーダーが壊れたり、買い換えると、録画した番組が見れなくなってしまいますが、新規格SeeQVault(SQV:シーキューボルト)対応製品に記録しておけば、引き続き同規格対応の別の機種でも見ることができるので、録画したデータが無駄になりません。要は『一旦BDにムーブして、またBDから別の機器にムーブする』という手間を簡略化できる規格でもあります。2013年1月以降発売のAQUOS BDレコーダーなら、レコーダーにアップデートを適用すればSeeQVaultに対応となります。
I-O DATA SeeQVault対応録画用ハードディスク 3.0TB AVHD-USQ3.0
なお、「ドラ丸」は本体内蔵HDDに記録され、外付けHDDへのダビングがムーブとなるため、ドラ丸リストからは消えます。外付けHDD内に通常の録画番組として表示されます。
私が使っているのは2TB・ダブルチューナーモデル「BD-W2700」ですが、容量やチューナー数はお好みに応じて。シングルチューナーモデルはドラ丸に対応していないので注意して下さい。
シャープ 3TB 3チューナー ブルーレイレコーダー AQUOS BD-T3700 |
シャープ 1TB 2チューナー ブルーレイレコーダー AQUOS BD-W1700 |
「ドラ丸」が、アニメ・ドラマ両方の新作を録画できたら最高なんですけど、デフォルトではできないので、そこは2台買うか、今後のモデルに期待、といったところ。アニメ(だけの)ファン、ドラマ(だけの)ファンにとっては最高の録画機になるかもしれません。