台湾の半導体メーカーMediaTekはMWC2016にあわせて、同社Helioシリーズの新SoC「Helio P20」を発表しました。
製造プロセスは16nmで、高速・低消費電力のLPDDR4Xのメモリに対応。前モデルP10よりも25%の低消費電力化を謳います。搭載端末は2016年後半期に登場予定。
製造プロセス | 16nm |
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CPU | Cortex-A53 オクタコア(最大2.3GHzで動作) |
GPU | Mali T880 MP2 900MHz |
メモリ | LPDDR4X(最大6GB) / LPDDR3(最大4GB) |
対応解像度 | フルHD(60fps) |
モデム | LTE FDD TDD R.11 Cat.6 with 2×20 CA. C2K SRLTE. L+W DSDS |
無線 | IEEE 802.11 ac /a/b/g/n GPS/GLONASS/Beldou/Bluetooth/FM |
日本国内では、キャリアから販売されるスマホでMediaTekのSoCを搭載する事例はきわめて少なく、格安スマホとして販売されるモデルに、MediaTekのエントリークラスSoCが多く採用されています。
P20は比較的高性能なSoCであるため、格安スマホとして販売されるモデルに搭載される可能性は低いですが、メーカーが自社ブランドでスマホを販売する流れで、P20を搭載したスマホが国内でも流通する可能性も十分に考えられます。