時事通信は、台湾の鴻海精密工業の取締役会がシャープ買収を正式に決議したと報じました。シャープからのプレスリリースも出ています。
これにより鴻海グループはシャープに3888億円を出資し、議決権66%を握ります。普通株は118円から88円に引き下げ。
一度は買収提案の受け入れで交渉成立かとおもいきや、シャープの偶発債務発覚で延期され、買収額の引き下げが検討され、交渉が長引いていました。
出資額が当初よりも1000億円引き下げられているものの、有機ELに対する2000億円の投資は維持されている点は特筆に値すべきことです。次世代iPhoneへの採用など大きな需要の見込まれる有機ELに注力する見通しです。