ハッカーqwertyoruiop氏は、任天堂の最新型ゲーム機「Nintendo Switch」をハッキングしたと主張しました。画面上に”Done”の文字列が映し出され、コマンドが実行された様子を公開しています。
これはNintendo Switchのブラウザを経由して実行されたとのこと。
Nintendo SwicthはFreeBSDベースのOSを採用、内蔵ブラウザとしてNetfrontが搭載されていることがわかっています。現時点ではユーザーの利用できる単独アプリとして表示はされていませんが、各種認証画面やストアなどではブラウザが用いられています。
今回のハックは、AppleのiOSやPlayStation 4の過去のバージョンにもあったWebkitのセキュリティの脆弱性を突いたものだと考えられます。
この時点ではユーザーにとってはあまり意味がありませんが、ハッカーにとってはこれがNintendo Switchの内部解析の起点となります。
ブラウザはハードウェアをハッキングするための攻撃手段の一つです。今後、こうした動きが消費者にとってセキュリティ上の脅威となるのか、はたまた海賊版ゲームなどが動作するようになるのか、それはまだわかりません。