ソフトバンクは、PHS関連プランの契約を受付停止することを発表しました。
対象プランはワイモバイルブランドのプラン。「ケータイプラン」「ケータイベーシックプラン」「迷惑電話チェッカー専用プラン」「パス専用プラン」「おしらせ窓センサー専用プラン」「新つなぎ放題」、これらを2018年3月31日より新規契約および機種変更による新規受付を停止します。
PHSは、国産の通信規格として期待され、当時にしては比較的高速な通信が可能により、PDAやノートPCのモバイルインターネット接続に用いられたほか、若者を中心に「ピッチ」の名称で親しまれ、低電磁波という特徴を武器に医療現場へと受け入れられました。
2017年現在、PHSの新規端末投入は1年以上途絶え、基地局数も削減されています。
DDIポケット、経営破綻したWILLCOM、そしてワイモバイル(現ソフトバンク)へと引き継がれたPHS事業は、これで終焉が近づくことになります。期待の国産通信であっただけに名残惜しいものがあります。
なお、香港でもPHSサービスが展開されていましたが、既に停波しており、香港にPHS端末を持ち込んだり使用したりすると罰金刑になるので注意が必要です。
日本では医療現場での使用率が高いですが、どのような形で停波を目指すのでしょうか。注視したいところです。