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強力なノイキャンがデジタル耳栓にもなる!! BluetoothヘッドセットTronsmart S4をレビュー

Tronsmart S4_002

 iPhoneでワイヤレスイヤホンを使いたいけど、AirPodはちょっと高い……。通勤通学中の騒音が気になる……。今回はそんなあなたにピッタリな製品をTronsmart様より提供いただいたのでレビューしていきます。

単体で利用可能な強力なノイズキャンセリング機能

ノイズキャンセリングのために設けられた本体背面のマイク

ノイズキャンセリングのために設けられた本体背面のマイク

 ノイズキャンセリング機能は、外部の騒音をイヤホンにつけられたマイクから集音し、ノイズを打ち消す音を発生させることで、騒音を聞こえなくする技術で、本製品も強力なノイズキャンセリング機能を搭載しています。

 本製品が得意としているのは、特に騒音として感じやすい低音域のノイズのようで、電車に乗ると聞こえる独特の低い音や、車の騒音などは、高い割合で聞こえなくなります。逆に人の話し声や動物の鳴き声のような音は苦手のようです。

 本製品の特徴は音楽を聞いていなくてもノイズキャンセリング機能が使える点です。言わばデジタル耳栓のような使い方になりますが、本体の電源をオフにしてもノイズキャンセリング機能だけを単体で利用することができます。

 この、デジタル耳栓機能(勝手に命名しました)は個人的にとても助かる機能で「イヤホンをつけて騒音はカットしたいけれど、音楽は聞きたくない」というシチュエーションに適しています。というのは、筆者は音楽を聞いていると作業に集中ができない質で、耳栓を利用することが多くありました。

 耳栓は人の声のような「聞こえないといけない」音まで聞こえなくなってしまい、不便に感じるシチュエーションがありるため、不快なノイズだけをカットしてくれる本製品は、筆者のニーズにぴったりとハマってくれました。

 一応ノイズキャンセリング機能の気になる点にも触れておくと、若干「サーー」というホワイトノイズが発生します。これは、ノイズキャンセリング機能に対応した製品のほとんどで発生するので、特筆して大きな弱点とは言えません。

画像のようにノイズキャンセリング機能のスイッチは独立しています。

画像の「ANC」がノイズキャンセリング機能のスイッチ。

 もう1点気になる点に触れておくと、本体の電源とノイズキャンセリングの電源が別々になっており、ノイズキャンセリングを使ったら、本体の電源とは別にラッチ型のスイッチをオフにする必要があります。これが少し面倒なのですが、スイッチが独立していることで、デジタル耳栓として使えるので痛し痒しなポイントと言えるでしょう。

AACコーデックに対応。iOS端末なら高音質な音楽を楽しめる

有効なコーエックにAACの文字が!

有効なコーエックにAACの文字が!

 Bluetoothヘッドセットにおいて、音質の重要な鍵を握っている対応コーデックについて調べたらところ、AACコーデックに対応していました。これは、主にiOS端末で利用可能な音声コーデックで、通常利用されるSBCコーデックよりも、高音質な音楽を楽しむことが可能です。

 一方、Android端末で主流となっているapt-Xコーデックには対応していないのが少し残念なところ。これでapt-Xコーデックにも対応していればiOS、Android問わず使えるヘッドセットだったのですが……。今後の改善に期待したいですね。

音質は可も不可も無し。装着感はグッド

旧世代になってしまったiPad Proと記念撮影

旧世代になってしまったiPad Proと記念撮影

 肝心の音質は低価格帯のヘッドセットにありがちな可も不可も無いもので、特筆して高音質というわけではありませんが、音が割れていたり、特定の音域が不自然に強調されていたりすることも無く、自然な音楽を楽しめます。この価格帯では十分な音質と言えるでしょう。ワイヤレスイヤホンにおいて音質の評価は難しいのですが、長時間音楽を聞いたままでも、耳が疲れることが無い、素直な音だと思います。

 装着感はネックバンド式ということもあり、大変良好です。ワイヤレスイヤホンは本体重量の負荷が直接耳にかかるため、長時間の装着で耳が痛くなる製品もあります。本製品では、バッテリーやアンテナといった重量のある部品がネックバンド部分に収納されているため、普通のイヤホンのように利用できます。上述の通り、デジタル耳栓のような用途で長時間装着していても、耳が疲れないのはポイントが高いですね。

 普段気軽に利用できるワイヤレスイヤホンとしても、iOS向けのワイヤレスイヤホンとしても、デジタル耳栓としても利用できる本製品、気になった方は是非Amazonでチェックしてみてください。

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