Apple製品に関する数々の情報をリークしているBenjamin Geskin氏は、AppleがSIMカードスロットを廃止した、eSIM対応のiPhoneをテスト中であると伝えました。
Appleは既にiPadシリーズに、「Apple SIM」対応を謳ったeSIM内蔵モデルをリリースしています。世界180以上の国と地域で、プリペイドサービスプランを、SIMカードを差し替えること無く、画面上の操作だけで契約/通信が可能です。
しかしこれはあくまで海外旅行のためのデータ通信に限った、補助的な位置付け。Apple SIMだけではなく、物理的なSIMカードを利用可能でした。
Benjamin Geskin氏は、テスト中のiPhoneがSIMカードスロット自体を持たないと主張しています。SIMカードスロットを廃止した分のスペースは、バッテリー容量の増加に回すとしています。このことから、iPhoneは将来的に、完全にeSIMへと移行する可能性もありそうです。
ただしこうした方策は、非対応の国への渡航や、MVNOでの利用の支障となるなど、利便性の低下・選択肢の減少に繋がる可能性もあるので、注意深く見守る必要がありそうです。