激戦区!中国本土のスマホカメラ競争レポ、人気はOPPO

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 今回は中国本土から、スマートフォンメーカーのカメラへの力の入れ具合をレポートします。

 

激化する中国本土でのスマホカメラ競争、各社の宣伝比較

 スマホが性能で差をつける点として、大きなウエイトを占める「カメラ機能」。中国国内各メーカーも、それぞれカメラ機能を前面に押し出して訴求しています。中国本土にて撮影した、各社の宣伝の様子を見ていきましょう。

 「ポートレート撮影の達人」としてアピールする、HUAWEIのP10およびP10 Plus(上海・南京東路)

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 外向き・内向きカメラともに2,000万画素をうたうOPPO R11(上海・浦東空港)

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 ダブルレンズ・2,000万画素がセールスポイントのvivo V9S(南京・新街口)

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 2,000万画素・ズームダブルレンズと「撮ればまるで一眼レフのよう」をキャッチコピーにする、Huawei のhonor9(南京・新街口)

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トレンドは「ダブルレンズ」「2000万画素」

 どのメーカーも、「宣伝に金をかけているなあ」と感心します。Xperiaの看板が成田空港や新宿の靖国通りにある絵は、ちょっと想像できません。ただ、ブランドショップでもカタログは置いていないのが普通のようなので、その分、看板などの販促展示に予算を振っているのかも。

 どのメーカーも注力している結果、フラッグシップモデルが「広角+ズームのダブルレンズ」「2,000万画素」というのは、既に各メーカー横並びになってしまっています。

 中でも、「カメラスマホ」として中国国内で定評のあるのがOPPOのようです。

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OPPOとは?

 OPPOは、中国BBK傘下のデジタル機器メーカー。中国でDVDプレイヤーやmp3プレイヤーを販売するメーカーとして有名でしたが、次第に携帯電話製造を開始。2012年には6.65mmの超薄型スマートフォン「OPPO Finder」を投入、2013年には回転式カメラ搭載の「OPPO N1」を市場投入。

 同じく中国メーカーであるXiaomiがネット通販を中心に攻めていたのに対し、OPPOはリアル店舗を重視し、地方都市での支持を集め、成功を収めました。

 「OnePlus 5」など、OnePlus社の展開するスマートフォンは海外のギークを中心に高く評価されていますが、実はOnePlus社はOPPOの子会社でもあります。なので、OPPOとOnePlusのカメラの画作りはとてもよく似ています。

 

中国本土のOPPOリアル店舗で訊いてみた

 OPPO R11のカメラについて、中国江蘇省にあるブランドショップの店員さんに聞いてきました。


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――オススメのモデルは?

 もちろん、フラッグシップモデルのR11(2,990元、日本円にして約4万8,000円)がオススメです。

――カタログはありますか?

 ありませんが、ちゃんと自分が把握しているので、何でも聞いてください。

――R11のセールスポイントは?

 5分間充電すれば2時間通話できる高速充電もありますが、一番評判がいいのは、人物撮影です。2,000万画素+1,600万画素の高精細カメラを搭載しています。内向きの自撮りカメラも2,000万画素あります。

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OPPO公式サイトに掲載されている、自撮り作例投稿)

――HUAWEIも人物撮影をセールスポイントにしていますが?

 HUAWEIとOPPOの人物撮影機能では、「高画質」の考え方が異なります。HUAWEIはカメラ自体の性能というよりも、写真加工によって「キレイに見える写真」を作っています。

 HUAWEIのような加工された写真は、ぱっと見はキレイに見えますが、暫くしてから見ると、色あせてしまいます。OPPOの人物撮影機能では、加工ではなく、自然にキレイな写真を撮影することを追求しています。

 作例の比較を展示しているので、見てください。OPPO R11は、髪の毛の一本一本までしっかりと高精細に写していますが、加工でキレイに見せるスマホでは、髪の毛が潰れてしまっています。

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記者雑感

 日本市場では現在あまり目にすることはありませんが、中国国内では、中国メーカーの高級モデルが、日本よりもはるかにスマホ普及率の高い13億人の市場で激戦を繰り広げています。

 カメラ機能については、「カメラは日本の独壇場」と思っていましたが、日本では無名といっていいOPPOというスマホブランドが、カメラ自体の性能を誇っていることに衝撃を受けました。レンズ交換式カメラではスマホの横綱・サムスンによる殴り込みを退けましたが、コンデジ部門では相当な脅威になるかも知れませんね。

 そんな中で、どんなニーズ、機種が産まれていくのか――今後も中国スマホメーカーに注目して、動向をお伝えしていきたいと思います。