国土地理院は、9月6日に発生した大型太陽フレアによる地球電離層の乱れの影響状況を発表しました。
9月10日までの観測データによれば、カーナビゲーションやスマートフォンなど多くの一般ユーザーが利用する測位方式では、9月8日の日中に、測位精度がかなり悪くなる時間帯があったとのこと。
通常時はGPS測位の誤差は±2m(南北、東西)、±5m(上下)程度であったのが、9月8日の日中には、誤差が最大で7m(南北)、3m(東西)、15m(上下)程度に増えたそうです。
測量、地殻変動、ICT施工など専門家が利用する測位方式では、大きな影響は確認されていないとのこと。
これは9月10日までのデータに基づく速報値であり、状況に変化があった場合は別途お知らせするとしています。