Twitterは、iOS向けのTwitterアプリのバージョンを7.8にアップデートしました。
このアップデートにはユーザーが高解像度で写真をアップロードできないバグの修正などが含まれていました。
しかしこのアップデートと同時に、付属のApple Watch向けTwitterアプリが、App Storeから削除されてしまったようです。
この変更にはまずRedditとTwitterのユーザーが気付きました。iPhoneでTwitterアプリを更新した後、Apple Watchアプリは消えてしまったとのこと。
Apple WatchでTwitterを利用すると、タイムラインの閲覧や、フォロー中のユーザーの最近のツイートのチェック、Voice to Textによる音声入力でのツイートが可能でした。しかしこのアプリは現在App Storeからは削除されてしまっています。
Twitter社はTechCrunchにこの件についてコメントを出しています。全てのプラットフォームでのユーザー体験の向上に全力を尽くすと曖昧にコメントしていますが、なぜアプリを削除したのか、Apple Watch向けアプリがいつ戻ってくるのか、具体的な言及は避けています。
こうした削除はTwitterのみに限りません。2017年に入ってから5月までに、Google Map、Amazon、eBayといったApple Watch向けアプリが、App Sotreから削除されているのです。
GoogleとeBayは、アプリケーションを修正して新バージョンを改めてリリースする意向を述べていますが、未だにApple Watch向けアプリは戻ってきていません。
もしかすると、Apple Watch向けアプリを提供したはいいものの、アクティブ数が少なかった、広告収入などに繋がらなかったなどの理由があるかもしれません。今後もApple Watch向けアプリが下火になると、Apple Watch自体の魅力が損なわれてしまうかもしれません。ちょっと心配な傾向ですね。