iPhone 7やXiaomi Mi6など、イヤホンジャックを廃止したスマートフォンが増える兆しがある中、各社は左右完全独立型のワイヤレスイヤホンをこぞって発売しつつあります。AppleのAirPodsはその代表例です。
SONYは、左右完全独立型のワイヤレスイヤホン「WF-1000X」を発売しました。Bluetooth 4.1対応。iOS / Androidデバイスと接続して利用できます。
このカテゴリの製品はまだまだ新しいジャンルで、発展途上という感がある中、本機は機能的に充実しています。例えばNFC搭載のため、ワンタッチで接続設定を完了できます。
特に注目すべきは、左右完全独立型ながらも、ノイズキャンセリング機能に対応する点。周囲の音を拾って、周囲の騒音を相殺。音楽体験に没入できるのはもちろん、周囲の騒音のみカットした上で、人の声のみをピックアップできる機能も搭載。駅や空港の待ち時間を音楽で潰したいが、アナウンスは聞き逃したくない……そんな時にはぴったりの機能です。
こうしたノイズキャンセル関連の機能は、スマートフォン側に専用アプリ「Headphones Connect」をインストールすることで制御が可能。
1回あたりの充電によって、音楽再生可能時間は3時間。イヤホンを2回分充電できるケースも付属。持ち歩くのに便利です。ケースから取り出すと、自動で電源ONされるのも良いですね。
さらにSiriやGoogle Assistantといったスマートフォンの音声アシスタントをボタンから起動できます。
かなり充実した仕様で魅力的ですが、電池駆動時間があまり長くない点と、aptXやLDACといった高音質なコーデックに非対応といった点は残念。(Xperiaが対応しているだけに尚更。)後継機に期待でしょうか。
価格はAmazon.co.jpにて税込2万6870円となっています。