Magic Leap社、ARヘッドセットを発表
米Magic Leap社は、ARヘッドセット「Magic Leap One Creator Edition」を正式発表しました。
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Magic Leap社とは
GoogleやAlibaba、ワーナー・ブラザーズ、JPモルガンなどから数十億ドルの資金調達を行い、AR/MRデバイスを開発してきたスタートアップ企業がMagic Leap社です。
驚くべきは、商用プロジェクトをまだ実現できていないにも関わらずここまで巨額の資金を調達できたということです。
そのため、Magic Leapは巨額の資金を調達しておきながら具体的なものは何も出していないじゃないかと批判されることもありましたが、その成果物がようやく日の目を見ようとしています。
Magic Leap One クリエイターズエディション
開発していたARデバイスの姿をようやく初公開。それが「Magic Leap One」です。まずは一般顧客ではなくクリエイターズエディションとなっています。つまり開発者向けですね。
驚きの拡張現実
視界上に様々なオブジェクトを表示。ウィンドウやホログラフィックを現実空間上に重ね合わせて表示します。
物体を見た時のピントを再現する技術により、特定のオブジェクトを注視した時に被写界深度を合わせたり光の当たる様子をレンダリングし溶け込ませるなど、よりリアリティある空間表示が可能のようです。
音響についても同様にリアリティを追究、本当にオブジェクトがそこに存在するかのような立体音響となっているとのこと。
Webブラウジングや、買い物、ゲームなども楽しめることが想定されています。
3つのデバイス
Magic Leap Oneは3つのデバイスから構成されます。
Lightwear
Lightwearはディスプレイと、空間認識センサーにより構成されています。
Control
コントローラー。
Lightpack
各パーツへの電源供給を担当。
発売日
2018年に開発者向けに出荷開始予定。公式Webサイトから出荷情報を受け取れるようメール登録ができるようになっています。
価格はまだ不明。コンシューマー向けモデルの登場時期も依然として不明です。今後のより詳細な続報を待ちたいところです。