米Qualcommは、AR/VR用プロセッサ「Snapdragon XR1(Extended Reality 1)」を正式発表しました。
Qualcommによれば、現在のARとVRのデバイスは高価すぎると消費者の約45%が考えており、46%がスマートフォン依存のヘッドセットよりも、単体完結する独立型を望んでいるとのこと。
最近の独立型VRは、Snapdragon採用のものが増えてきましたが、あくまでスマートフォンが主用途のSoCです。今回登場したものは、完全にVRを想定したSoCということになり、LTE通信モデムをSoC側には内蔵していません。
ARMベースのCPU、オーディオチップ、Adreno GPU、Spectra ISPを搭載。1〜2枚のOLEDまたはLCDディスプレイで、4K/60fpsの映像出力が可能とのこと。3DoF / 6DoFヘッドトラッキングとコントローラに対応。20msを下回る反応速度を得られるとのこと。
Meta、VIVE、Vuzix、PicoareがXR1採用製品をすでに開発中とのことです。
HTCのVIVE Focusも当然Snapdragon XR1搭載のものが出てきそうですね。さらにLTEモジュールを別途付加した変態機などを出してくる中華メーカーもいるのではないでしょうか。楽しみなところです。