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サムスン、またApple批判CM

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 韓国メーカーSamsungの米国法人は、コマーシャル「Ingenius: Speed」をYouTube上に公開しました。Galaxy S9がiPhone XよりもLTE通信速度において優れていることを示す広告となっています。

 CMでは、Apple Store内の客と店員のやり取りを描いています。客は、iPhone XのLTE速度は最速ではないですねと質問(?)します。Genius(Apple Store店員)は、iPhone XがiPhone 8よりもダウンロードが高速であると回答。

 しかし買い物客はダウンロード速度がGalaxy S9の方が速いと主張、未来のスマートフォンだと述べます。

 アメリカといえばSamsungだけでなく様々な会社がダイナミックな広告を打っており、競合他社の風刺や比較広告に容赦がないので見ていて面白いのですが、今回のSamsungのCMはもはや「こんな意味不明な客いないだろ、さすがにクレーマーじゃないのか」としか感想が出ませんでした。

 ちょっとピンと来ないCMなので、一応説明しておくと、Samsungは2ヶ月前、Speedtestを展開するOoklaの計測結果として、SamsungのGalaxy S9 / S9+の通信速度が他の最新デバイスよりも高速であったとリリースを打っています。LTE Cat.18対応モデムのような高速通信技術を備えたS9 / S9+のダウンロード速度は、iPhone Xの37%、Google Pixel 2の17%、Galaxy S7の38%も高速であったと主張。それを受けたCMというわけです。

 しかし通信速度というのは国や地域・通信事業者・利用場所・時間帯など複合的な要因によって大きく変わるものですから、尚更ピンと来ないですよね。

 SamsungのCMは、最近では10年来のiPhone信者がGalaxyに乗り換えるまでを描いたドラマ仕立てのものが、再現性や面白さで話題となり、さらにモトローラが勝手にその続編を制作するなど、さすがアメリカのCMは良いなと感心していたのですが、今回のはひねりが足りず、個人的にはあまり面白くなかったですね。

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