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ファーウェイCFO逮捕は「人権侵害」。中国政府、釈放を要求

 カナダ当局は、Huawei社の孟晩舟CFOを、アメリカの対イラン制裁違反で違法な機器輸出を行った容疑で逮捕。身柄をアメリカに引き渡そうとしています。

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 孟晩舟氏はCFOというだけでなくHuawei創業者兼CEOの娘でもあり、米中貿易戦争を象徴する衝撃的な事件となりそうです。

 本件について、在カナダ中国大使館は、米加両国の法律に触れていない中国市民の身柄拘束は重大な人権侵害であり、解放に向けてあらゆる措置を講じると声明を発しました。

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 これに続き、中国外交部(日本の外務省に相当)の耿爽報道官は、定例記者会見にて本件について言及。米加政府に対し、孟氏の拘束理由開示と身柄釈放を求めました。

 また、対イラン制裁について、中国は国連安保理常任理事国として安保理決議を厳密に履行しているが、同時に、安保理の枠組みの外側で他国に対して一方的に制裁を行うことに反対しているとの一貫した立場であると明言しました。

 2015年には安保理はイランと核合意に至りましたが、今年に入り、これを一方的に離脱し対イラン制裁を強化しているのはトランプ政権ですから、こうも言いたくなります。

 なぜ中国大使館が「深刻な人権侵害」と言っているのか?という記者からの質問に対しては、明確な理由のない勾留は当然ながら人権侵害であると回答しました。(昨今の少数民族への扱いに対しても同じことを言ってあげたくなりますね)

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